問題解決型サービス科学研究開発プログラム 【国立研究開発法人科学技術振興機構 社会技術研究開発センター】

平成29年3月で本プログラムは終了いたしました。

トピックス

「サービス・デザイン 国際ワークショップ」
~モノのデザインからコトのデザインへ サービス・デザインの可能性を探る~開催告知

 この度、科学技術政策研究所(NISTEP)との共催で、サービス科学において注目を集めている「サービス・デザイン」に関する国際ワークショップを開催いたします。
 企業の競争優位の源泉の一つである「デザイン」は、従来は形あるものを対象とする活動でしたが、近年になって、その活動領域が拡張しつつあります。この背景としては、「経済のサービス化」が挙げられます。従来の産業分類の枠組みでは捉えられない、製品開発とサービス提供を融合させる企業が出現し、価値の源泉がモノ単独からモノ・人を含むコト、サービス・システムへ変容しつつあることが指摘できます。
 本ワークショップでは、デザイン活動のサービス化としての「サービス・デザイン」に注目します。第1部では、サービス・デザインとは何か、なぜこのような動きが起きつつあるのか等について、日米欧の研究者から発表を行います。第2部では、デザイン活動に取り組む企業の事例を紹介するとともに、デザイン活動の測定に関する問題について、最新の研究成果を踏まえ、ご紹介します。第3部のパネルディスカッションでは、サービス・デザインの研究者および実務家により、デザイン活動に今どのような変化が起きているのか、企業はいかにデザイン活動に取り組むべきか、等について議論し、今後のデザイン活動のあり方について考察します。


日時:平成23年12月20日(火) 9:00~16:40 (開場 8:30)
場所:政策研究大学院大学1階・想海樓ホール(東京都港区六本木7-22-1)
参加費:無料
お申込み・お問合せ方法:
ご所属、役職、お名前、電話番号をご記入いただき、電子メールにて以下のアドレスへお申し込みください。
事務局より参加証を返信いたします。
なお、先着順とさせていただきますので、お早目にお申し込みください。
seminar-2tg@nistep.go.jp


プログラム(予定):

9:00 - 9:10 開会挨拶
有本建男 :(独)科学技術振興機構 社会技術研究開発センター長
9:10 - 9:30 「問題解決型サービス科学研究開発プログラム」の紹介
斎藤尚樹 :(独)科学技術振興機構 社会技術研究開発センター 企画運営室長

 第1部:「サービス・デザイン」とは何か?
     ~日米欧におけるサービス・デザインに関する研究の取り組みの紹介~
9:30 - 10:10 “Service Design Basics ? from System to Business Modeling”
Stephen K. Kwan :Professor, San Jose State University, USA
10:10 - 10:20 休憩
10:20 - 11:00 “Service Design in UK” (仮題)
Bruce Stephan Tether :Professor, Imperial College London, UK
11:00 - 11:40 「観光産業における旅行者参加型の設計:観光サービスは設計できるか?」
“Participatory design involving travelers in tourism: can we design tourism services?”
原 辰徳 :東京大学人工物工学研究センター 講師
11:40 - 12:00 質疑
12:00 - 13:30 昼食

 第2部:先進企業におけるデザイン活動とデザイン活動の測定
13:30 - 14:00 企業事例紹介①
矢島 岐 :株式会社良品計画 企画デザイン室長
14:00 - 14:30 企業事例紹介②
嵩山 均 :株式会社ニコン映像カンパニー デザイン部
14:30 - 15:00 「日本企業のデザイン活動が企業業績に与える影響」
長谷川光一 :文部科学省 科学技術政策研究所 研究員
15:00 - 15:15 休憩

 第3部:企業におけるデザインの取り組みと課題、今後の研究への期待
15:15 - 16:35 パネルディスカッション
<モデレーター>
米山 茂美 :文部科学省 科学技術政策研究所 総括主任研究官
<パネリスト(登壇順)>
Steve Kwan, Bruce Tether, 矢島 岐,嵩山 均
16:35 - 16:40 閉会挨拶
桑原輝隆 :文部科学省 科学技術政策研究所長