問題解決型サービス科学研究開発プログラム 【国立研究開発法人科学技術振興機構 社会技術研究開発センター】

平成29年3月で本プログラムは終了いたしました。

トピックス

サービス工学セミナー「サービス工学の時代」のご案内

拝啓 時下ますますご清祥の段、お慶び申し上げます。平素は当研究会の活動に関し格別のご高配を賜り、この場をお借りし厚くお礼申し上げます。また、東日本大災害により、被災された皆様、そのご家族、直接、間接的に影響を受けられた方々へ心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復旧復興をお祈り申し上げます。

2001年12月5日の当研究会設立準備会の開催から10年目を迎えました。当初、「『サービス』は『工学』の対象となり得るのか」という、当分野の学際的意義に関する議論から始まり、サービスの定義、モデル化、設計ツール試作、技法の提案、実際事例研究、手法整理へと、手探りながらもその段階を着実に進めて参りました。本研究会設立当時の背景として、地球環境問題に対する循環型社会形成推進、産業構造改革としての製造業のサービスプロバイダー化、第三次産業の効率化の課題認識が存在し、これらの問題を解決する一つのアプローチとして工学的手法を用いたサービスの設計/開発の在り方を指向する産学連携研究会としてサービス工学研究会は発足致しました。その後、『サービス工学』は広く認知されるに至り、多くの方々がこの分野にご興味をお持ちになり、また、産学官のそれぞれの立場で、また、互いの連携による多様な取り組みがされる時代となりました。当研究会の設立から10年を数えた今日、災害復興、不況からの脱却、国際競争力強化など前述の課題解決の必要性は一層の現実味、深刻さを帯び、今、まさに戦略的なサービス開発が求められる様相を呈しております。

この度、当研究会は、事例研究を通じた手法のご紹介と今後のサービスビジネスの成長のため何をすべきか、どう進めるべきかについて議論を深めていただくため、午前と午後の二つのセッションからなるセミナーを開催させていただきます。午前の部では、当研究会で取り組んでいる三つの事例研究を通じ「サービス改善のための工学的手法」をご紹介させていただきます。午後の部では、産学それぞれのお立場において顕著なご活躍をされている方々をパネリストとしてお招きし、現時点での問題意識、それを踏まえた「今後のサービスの成長戦略」について、ご議論頂きます。また、サービスの設計支援ソフトウェア(サービスCAD)のデモンストレーション、当研究会の活動紹介ポスター展示も併催致します。

ご多忙中とは存じますが、是非ご足労いただき、今後の皆様のサービス生産性向上にかかるご活動の一助として頂ければ幸いです。
皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。

敬具


テーマ:「サービス工学の時代」
開催日時:2011年7月22日(金)10:00-16:00(9:30受付開始)
開催場所:東京大学本郷キャンパス 弥生講堂 一条ホール(http://www.a.u-tokyo.ac.jp/yayoi/index.html
主催:サービス工学研究会
プログラム

 午前の部(10:00~12:20)

9:30-10:00受付
10:00-10:05開会の辞
10:05-10:20サービス工学研究会 活動概要
10:20-12:20第三期サービス工学研究会 活動報告【サービス改善のための工学的手法】

 デモ・ポスター展示(12:20~13:20)

12:20-13:20サービスCADデモ、サービス工学研究会活動紹介ポスター展示

 午後の部(13:20~16:00)

13:20-15:40パネルディスカッション【サービスの成長戦略】
15:40-15:55今後の活動計画
15:55-16:00閉会の辞

参加費:無料
定員:150名(定員に達し次第、締め切らせていただきます。)

問い合わせ先:
  サービス工学研究会セミナー事務局
  seforum-event-ml@ml.sd.tmu.ac.jp