問題解決型サービス科学研究開発プログラム 【国立研究開発法人科学技術振興機構 社会技術研究開発センター】

平成29年3月で本プログラムは終了いたしました。

プロジェクト紹介

椿 美智子

椿 美智子写真

【所属・役職】
国立大学法人電気通信大学大学院 情報理工学研究科 教授
国立大学法人電気通信大学副学長(広報担当)広報センター長・アドミッションセンター長

【プロフィール】
1989年電気通信大学電気通信学部電子情報学科助手、1990年学位取得(工学博士)<東京理科大学>、1992年オックスフォード大学統計学科海外訪問研究員、1999年電気通信大学電気通信学部システム工学科講師、2001年電気通信大学大学院電気通信学研究科システム工学専攻助教授、2012年電気通信大学大学院情報理工学研究科総合情報学専攻教授、2014年電気通信大学副学長(広報担当)広報センター長・アドミッションセンター長(現在に至る)
これまでに取り組んできた研究分野は、品質情報管理システム・実験計画・工程データ分析分野、医学統計学分野、教育情報学分野、行動計量学分野(市民サービス意識調査や消費行動分析)など、現在のサービス・サイエンス分野に含まれるものが多い。現在は、さらに、メディアサービスや生活関連サービスの研究も行っている。また、地域のサービス関連では、調布市地域情報化基本計画策定委員会委員、生涯学習推進協議会委員、総合計画策定推進委員を歴任している。

【「サービス科学」または本プログラムへの想い】
現在、経済におけるサービス分野の割合が大きくなり、サービス科学の重要性がますます増しています。私自身は、サービスを特徴づけている「異質性」について、様々な角度から研究を行っております。顧客の異質性については、属性、価値観、生活環境、消費・利用行動の要因などから顧客をタイプ分けし、個々の顧客の利用価値が高まるためのタイプ別サービス効果分析を行っております。同時に、サービス提供者側の異質性についても、キャリア価値観、専門的な知識・技術などによってタイプ分けをし、タイプの特徴を生かしてサービスの価値が高まるための分析を行っております。本プログラムにおいては、基礎研究と応用研究の間で、特定の分野のサービスの効率や質を上げ、新しい価値を生むための問題解決型研究にも、1つの分野を超え、どの分野のサービスにも共通に適用できるようにするための横断型研究にも、その前進に期待をしており、アドバイザーとして、有益なコミュニケーションを図り、役割を果たして行きたいと考えている。