問題解決型サービス科学研究開発プログラム 【国立研究開発法人科学技術振興機構 社会技術研究開発センター】

平成29年3月で本プログラムは終了いたしました。

プロジェクト紹介

山口 英

山口英写真

【所属・役職】
奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 教授


【プロフィール】
1990年 大阪大学大学院基礎工学研究科情報工学専攻博士後期課程を中退し、大阪大学情報処理教育センター・助手として着任。奈良先端科学技術大学院大学情報科学センター・助教授、同大学情報科学研究科・助教授を経て、2000年4月より同大学情報科学研究科・教授。2004年4月~2010年3月まで初代内閣官房情報セキュリティセンター(NISC)情報セキュリティ補佐官、 2006年4月~内閣官房電子政府推進管理補佐官を兼務。
WIDE Projectボードメンバ。Asian Internet Interconnection Initiatives (AI3) 運営委員。サイバー関西プロジェクト幹事長。JPCERTコーディネーションセンター理事。日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)理事。
FIRST理事。


【「サービス科学」または本プログラムへの想い】
社会には多くのサービスが様々な形で実装され、日々改良が加えられている。ITの活用によるサービスの進化がどのように達成されていくのかについての知見獲得を、このプログラムに期待している。さらに「サービス科学」が科学として成立するためには、何が必要なのかということについても、プログラム参加者の方々と議論していきたい。それは私の活動領域である計算機科学、情報科学の領域では、1980年代に「コンピュータサイエンスはサイエンスなのか」という議論があり、そして様々な研究活動によって科学として成立させてきた歴史がある。現状では「サービスエンジニアリング」のステージにあるものが、科学として成立するためには、どのような構成要素が不足しているのか、どのような抽象化が必要なのか、どのような検証が求められるのか。この問題について、継続的に考えていきたい。