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採択プロジェクト

平成29年度採択

市民と共に進める災害医療救護訓練プログラムの実装

実装責任者:依田育士 国立研究開発法人産業技術総合研究所 人間情報研究部門 主任研究員
共同実施者:中川誠一 東京都新宿区 健康部健康政策課 課長

概要

 大型震災などの大災害時に、市区町村によって設置・運営される緊急医療救護所は、10名に満たないスタッフで運営されるが、大災害の超急性期にサポートが必須と思われる周辺住民が参加する本格的訓練はなかなか行われない。理由はリアルな傷病者を用意する手間が大きい(訓練準備コストが大)、市民に教えるべき内容が整備されていない等が考えられる。
 そこで、質の高い傷病者役を簡単に作る方法、市民に覚えて欲しい医療知識の教材などを含む医療救護訓練パック一式をRISTEX「コミュニティがつなぐ安全・安心な都市・地域の創造」研究開発領域太田プロジェクトにおいて開発した。この雛形を利用して新宿区や災害関連病院などにおいて、市民参加型訓練を実施し、市民の協力を得るノウハウ獲得と訓練内容の改良を行いながら普及活動を推進する。

【主たる協働組織(活動地域)】
東京医科大学救急・災害医学分野、東京女子医科大学・救命救急センター、 国立国際医療研究センター・救命救急センター、日本赤十字社東京都支部、 戸田中央医科グループ(東京都、埼玉県、千葉県)