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採択プロジェクト

平成29年度採択

小学校におけるメンタルヘルスプログラムの実装

実装責任者:石川信一 同志社大学 心理学部 教授
共同実施者:村澤孝子 京都府精神保健福祉総合センター 相談指導課長

概要

 現代社会が解決すべき喫緊の課題として,メンタルヘルスの増進がある。これまでに,成人期の心理的問題の半数は児童期に始まっていることや,メンタルヘルス対策は長期的な社会経済的損失をもたらすことが明らかにされている。そのため,“問題が顕在化してから”の対応ではなく,幼少期,つまり小学校での早期予防的観点が必要不可欠であるといえる。
 本プロジェクトでは,小学生を対象として,教師が学級で実行可能なメンタルヘルス予防プログラム(Universal Unified Prevention Program for Diverse Disorders: Up2d2)の社会的実装を通じて,現代社会の抱える問題を切り抜ける適切な知識と技術である心理的レジリエンスを備えた市民の育成を行うことを目指す。

【主たる協働組織(活動地域)】
京都府保健福祉部、京都府教育委員会(京都府)