平成26年度採択
発達障害者の特性別評価法(MSPA)の医療・教育・社会現場への普及と活用
実装責任者 京都大学医学部附属病院 船曳 康子
概要
発達障害者支援法の制定後10年となり、支援センターの設立や診断書に基づいた支援制度など枠組みが整いつつある。一方で、個人差への対応、多職種連携、人材育成など裁量に任されていた個別面への対応が今後必要である。
本実装活動では、発達特性の要支援度を多面的に示す評価法を用いて、ライフステージごとの評価支援マニュアルの策定、定期的な講習会による専門家の育成に取り組むとともに、本評価法の医療保険の認定を目指す。発達特性に由来する社会問題の解決のためには、医療・教育・社会をまたぐ共通言語が必要であり、本評価法を支援者が共有することによって効果的な支援・連携モデルの構築を目指す。
【主たる協働組織(活動地域)】
京都国際社会福祉センター、京都府総合教育センター、京都大学こころの未来研究センター
(京都府)
図1 発達障害者への支援・診療モデルの提案(説明図)