実装責任者 一般財団法人ファジィシステム研究所 主任研究員 今里 浩子
概要
急性白血病は、白血病細胞が末梢血中に現れる極めて早い時期(超早期)に、確実にそれを検出できれば、薬剤投与による完治が可能と言われている。現在、臨床検査で使用されている最新の自動血球計数機は、100個/μ?の白血病細胞検出感度であり、初期症状が出ている場合ですら急性白血病を見落としている。
本活動の目的は、当研究グループが開発した「誘電泳動力測定法とその装置」を利用して白血病細胞を高感度に検出し、早期に白血病を確定診断できる方法を臨床応用することである。