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SICORP日米共同研究「人間中心のデータを活用した災害レジリエンス研究」公開セッション開催
国際科学技術共同研究推進事業(戦略的国際共同研究プログラム)
2026年6月15日、米国コロラド州ボルダーにて開催された Natural Hazards Research and Applications Workshop 2026 において、戦略的国際共同研究プログラム(SICORP)日米共同研究「人間中心のデータを活用した災害レジリエンス研究(HCDDRR: Human-Centered Data for Disaster Resilience Research)」の公開セッションを開催しました。
https://hazards.colorado.edu/workshop/2026/session/transpacific-coalitions-strengthening-usjapan-partnerships-in-disaster-science
本セッションはランチセッションとして実施され、リラックスした雰囲気の中で行われました。「Transpacific Coalitions: Strengthening U.S.-Japan Partnerships in Disaster Science」と題し、HCDDRRに参画する3つの共同研究プロジェクトより、日米共同研究を通じて得られた成果や知見が報告されました。和やかな雰囲気でありながら、災害レジリエンス研究における日米連携の意義について、活発な議論が展開されました。
モデレーターは、JSTから小野裕一研究主幹(東北大学 災害科学国際研究所 教授)、米国国立科学財団(NSF)からDr. Oleg Sokolskyが務め、3つの共同研究プロジェクトから計7名の日米研究者が登壇しました。会場には約60名の参加者を迎え、セッションは盛況のうちに行われました。
セッションでは、日米双方の異なる災害経験やデータを組み合わせることで、単独の研究では得られない新たな知見が創出される点が強調されました。また、日米共同研究は以下のような重要な役割を担っていることが改めて確認されました。
- •異なる災害経験や社会制度の比較を通じた新たな知見の創出
- •学際的研究の推進と分野横断的な連携の強化
- •政策・実務への応用を見据えた研究成果の創出
さらに、こうした国際連携が今後の災害リスク低減において一層重要になることが共有されました。
HCDDRRの各プロジェクトでは、以下のような先進的な研究が進められています。
- •デジタルツインを活用した災害シミュレーションと意思決定支援
- •事業の災害レジリエンス向上に資するデータおよび方法論の開発
- •気候・水文・社会データを統合した洪水リスク管理モデルの構築
これらの研究は、自然科学・社会科学・データ科学を横断する学際的アプローチにより推進されています。
本共同研究プロジェクトは最終年度を迎えており、今後は研究成果の統合と社会実装に向けた取組が一層進められる予定です。本公開セッションに続いて実施された非公開の日米合同報告会では、各プロジェクトの進捗および成果、最終年度における方向性について活発な議論が行われました。今後も国際連携を通じて、実効性の高い災害レジリエンス研究の推進が期待されます。
掲載日:2026年06月25日
