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国際舞台での挑戦を後押し ― ASPIRE単独公募バイオ分野キックオフ・年次報告会を開催 ―

先端国際共同研究推進事業

https://www.jst.go.jp/aspire/

2026年4月23日、先端国際共同研究推進事業(ASPIRE)単独公募バイオ分野において、2025年度採択課題(8件)のキックオフミーティングおよび2024年度採択課題(3件)の年次報告会を、JST東京本部別館にて開催しました。
本会合には、宮野健次郎運営統括および竹山春子研究主幹をはじめ、バイオ分野アドバイザー、各採択課題の研究代表者等、約50名が参加しました。

国際連携計画と研究活動の共有

当日は、バイオロボティクスや合成生物学をはじめ、植物科学、化学・材料、生体計測などにまたがる、多様かつ分野横断的で国際競争力の高い研究課題について、国際共同研究の計画やこれまでの研究活動が報告されました。海外トップ研究機関との連携や、ポスドク・博士・修士学生を中心とした研究者交流を通じ、国際的な研究ネットワーク形成と人材育成を両立させる取り組みが紹介されました。
また、ASPIREを通じて海外研究拠点での研究活動や国際会議への参加を経験した若手研究者からは、異分野研究者との議論や現地での協働を通じて、新たな研究視点や可能性を実感した経験が共有されました。国際的な研究コミュニティに身を置く経験そのものが大きな刺激となり、今後も分野や国境を越えた挑戦を続けていきたいとの展望が語られました。

テーマ別討論による課題共有と知見の交換

テーマ別討論では、海外渡航に伴う課題とその対応や、国際ネットワーク構築の工夫について意見交換が行われました。制度・運用面の課題を共有しつつ、継続的な交流を通じたネットワークの広がりや、若手研究者同士のつながりの重要性が確認されました。あわせて、こうしたネットワーク形成を短期的な連携にとどめることなく、将来の新分野創出や国際トップコミュニティへの参画につなげていくという中長期的な視点の重要性も共有されました。

今後に向けた展望と期待

総括と今後の展望として竹山春子研究主幹からは、国際共同研究の立ち上げと並行して、若手研究者の国際交流を軸とした人材育成が着実に開始・進展していることが述べられました。なかでも、一定期間現地に滞在する長期派遣を通じて関係性を築きながら、国際共同研究と人材育成をより深めていくことへの期待が強調されました。さらに、国際的な情報発信・交流の場として、JSTが来る6月にバイオテクノロジー国際会議(IBS)において開催する、バイオ分野合同のASPIREシンポジウムが紹介されました。
閉会挨拶では宮野健次郎運営統括より、研究の成熟段階や立場にとらわれず、成果や意欲に応じて次のステップへ挑戦してほしいとのメッセージが示され、ASPIREを通じた国際的なネットワークのさらなる拡大への期待が語られました。

今回の会合を契機に、単独公募バイオ分野の採択課題において、国際舞台での挑戦をさらに広げ、課題・分野横断的な国際共同研究とネットワーク形成が一層進展することが期待されます。

<参考情報>

JST-ASPIRE支援課題情報
https://www.jst.go.jp/aspire/program/assignment/index.html
JST ASPIRE Symposium at IBS2026
https://www.jst.go.jp/aspire/pdf/ibs2026_flyer.pdf

掲載日:2026年05月18日