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先端国際共同研究推進事業（ASPIRE）では、単独公募（量子分野）の2024年度採択4課題のキックオフ及び2023年度採択9課題の進捗共有を目的とした全体会議を、2025年7月2日（水）、JST東京本部別館にて開催し、計48名が参加しました。

支援課題情報：https://www.jst.go.jp/aspire/program/assignment/index.html

本会議は、ASPIRE 量子分野の川上 則雄 研究主幹の挨拶で始まり、2024年度公募で採択された４課題の研究代表者等から、共同研究計画の概要と国際頭脳循環の構想について発表がありました。続いて、2023年度公募で採択された9課題の研究代表者から、共同研究計画の概要に加え、支援開始後約1年半を経過した時点における研究及び国際頭脳循環の進捗状況が報告され、さらに8課題からは実際に渡航した若手研究者から活動内容が報告されました。

各課題の発表後には、今後の研究の方向性や効果的な国際共同研究ネットワークづくりについて質疑応答が行われ、また、休憩時間にも採択区分（Top・次世代）や採択年度の枠を越えて活発な情報交換が行われました。

会議の後半には、ASPIREの趣旨である国際頭脳循環をいかに効果・効率的に進めるかについて、参加者全員による意見交換を行いました。2024年度採択課題に対して2023年度採択の研究者からノウハウや経験が共有されるとともに、渡航時の査証申請、現地での生活基盤、国際共同研究契約等の共通の課題について情報交換がなされました。

閉会挨拶では、宮野 健次郎 運営統括より、良質な交流機会を提供することで、若手研究者の一層の成長を支えて欲しいとのエールが送られ、本会議は閉会しました。

ASPIREでは、今回の会議で得られた知見を踏まえて、研究課題の円滑な推進に努めて参ります。

（国際部 先端国際共同研究推進室　則兼、橋本）

掲載日：2025年07月31日