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ドバイ未来財団(DFF)とムーンショット目標1 共同研究開発を開始
ムーンショット型研究開発事業
JSTとドバイ未来財団(DFF)は2024年6月にムーンショット目標1のサイバネティック・アバター(CA)をテーマとした共同研究開発を実施するための契約を締結しました。また、JSTとDFFの連携のもと、2024年7月9日に目標1石黒プロジェクト(大阪大学)とDFFが設立した研究機関であるドバイ未来研究所(DFL)は共同研究契約を締結しました。
これは、2023年5月23日(火)にJSTとDFF間で締結したムーンショット目標1の研究開発協力に係る覚書(MOC)に基づいて、協力内容をより具体化したものとなります。
なお、昨年11月23日(木)には、DFLにて、橋本理事長(JST)、Khalfan Belhoul CEO(DFF)、萩田 紀博 氏(目標1プログラムディレクター)、石黒 浩 氏(目標1プロジェクトマネージャー)、ドバイ総領事等の関係者が集まり、MOC締結を記念するセレモニーが開催されました(写真)。
CAを国内のみならず海外へ広く普及させるには、様々な文化背景を持つ人々を対象としてCAの社会受容性等を検証することが重要です。ドバイは多国籍都市であり、特にドバイ国際空港はアジア、欧州、アフリカを結ぶ国際的なハブ空港であるため、大規模かつ効果的な検証実験が可能です。
今後、ドバイ国際空港等でムーンショット目標1のCAを用いた実証実験が行われる予定です。
- ウェブサイト(プレスリリース「Dubai Future Labs, Japan Science and Technology Agency announce R&D collaboration」)
- https://wam.ae/en/article/b42pjl7-dubai-future-labs-japan-science-and-technology
※ドバイ未来財団(Dubai Future Foundation, DFF)
未来形成を制度化するためにドバイ政府によって設立された。
※ドバイ未来研究所(Dubai Future Labs, DFL)
地域の需要やニーズに関連した技術、サービス、システムの開発に焦点を当てた応用研究施設として、DFFによって設立された。

掲載日:2024年07月12日