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J-RAPID終了ワークショップ開催報告  ~ 「カフラマンマラシュ(トルコ南東部)地震関連」~

国際緊急共同研究・調査支援プログラム(J-RAPID)

https://www.jst.go.jp/inter/program/j-rapid/j-rapid.html

JSTでは、昨年2023年2月6日にトルコ南部で発生した地震「カフラマンマラシュ(トルコ南東部)地震」に関連した緊急を要する研究・調査を支援する「国際緊急共同研究・調査支援プログラム(以下J-RAPID)」を、トルコのトルコ科学技術研究会議(Scientific and Technological Research Council of Türkiye:TÜBİTAK)と協力して実施し、10課題を支援してきました。

これら採択課題の支援終了にあたり、トルコ イスタンブールにあるボアジチ大学カンディリキャンパスにおいて2024年6月10、11日の二日間にわたり終了ワークショップを開催しました。

1日目は、本ワークショップの幹事であるボアジチ大学カンディリ観測・地震研究所所長、ヌルジャン・メラル・オゼル教授から開会の挨拶を頂きました。次にトルコ・日本科学技術大学ベキル・サーミ・ユルバシュ学長、また在トルコ日本大使館の岩佐 敬昭公使からもご挨拶を頂き、日トルコ連携による成果発表と一層の両国の研究協力に対する期待が表明されました。

1日目後半から2日目午前は68人が参加し、日本・トルコ双方の研究代表者が10課題の成果発表を行いました。発表は地震工学、復興活動、地震学の3つのセッションに分けられ、発表後には両国の専門家も交えて活発な質疑応答が行われました。

2日目の午後は100年以上の歴史を有するカンディリ観測所のサイトビジットが行われ、JSTと国際協力機構(JICA)が進める「地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)」によって設立された地震の教育施設などを視察しました。

今後もJ-RAPIDでは、自然災害、人的災害など不測の事象に対し、初動的な国際共同研究・調査を迅速に支援していきます。

国際緊急共同研究・調査支援プログラム(J-RAPID)
https://www.jst.go.jp/inter/program/j-rapid/j-rapid.html

  • 掲載日:2024年06月26日