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国際シンポジウム-量子技術に関する物理-(International Symposium on Physics of Quantum Technology)開催
- 2008年11月25日(火) ~ 11月28日(金) 奈良県新公会堂-

国際シンポジウム-量子技術に関する物理-(International Symposium on Physics of Quantum Technology)を11月25日から28日の4日間、奈良県新公会堂で開催いたしました。シンポジウムでは、国内外の研究者22名による講演と、主に若手研究者によるポスター発表約150件が執り行われました。

このシンポジウムは科学技術振興機構(JST)と国立情報学研究所(NII)との共催で、量子技術分野の研究動向を知り、国内外の研究者が公開の場で相互に意見交換をするために開催されました。

講演者は、戦略的創造研究推進事業のCREST、ERATO、ICORP、SORST、さきがけの各プログラムにて量子技術分野の研究を推進するプロジェクトリーダー計12名と、これら研究者と同じ研究フィールドで活躍する世界的に著名な海外研究者10名です。講演では、量子暗号、ボースアインシュタイン凝縮などのテーマについて、JSTのプロジェクトリーダーと海外研究者が一人ずつ最新の研究成果を紹介され、シンポジウム参加者を含めての活発な意見交換が行われました。25日と27日の夕方から行われたポスターセッションも大盛況で、終了予定時刻を過ぎてもポスターの前で熱い討論が続きました。

プログラムの枠を超えた合同国際シンポジウムを開催するのは戦略的創造研究推進事業では初の試みでしたが、約340名もの方々に参加いただきました。心よりお礼申し上げます。能舞台から「夢のコンピュータ」と呼ばれる量子コンピュータに関する最新最先端の研究成果が発信されるという趣向も大変好評でした。次回は再来年の春に開催を予定しています。

講演会場  ポスターセッション  集合写真