採択プロジェクト
プロジェクト推進型 起業実証支援
2023年度
プロジェクト名 | 研究代表者 | 事業プロモーターユニット | 概要 |
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バイオ医薬品等の難吸収性薬物の経皮吸収型製剤の開発 |
筑波大学 生命環境系 教授 臼井 健郎 |
サナメディ株式会社 | 侵襲的で痛みを伴う注射に投与が限定されるバイオ医薬品等を対象にした、2種類の皮膚バリアを透過可能な経皮吸収促進剤を実用化する。これにより、患者や医療従事者等の負担を軽減する経皮剤を開発するスタートアップ設立を目指す。 |
モノマーと肥料を与えるポリカーボネートのケミカルリサイクルの事業化 |
千葉大学 大学院工学研究院 准教授 青木 大輔 |
インキュベイトファンド株式会社 | ポリカーボネートをアンモニアで処理するとモノマーと肥料として働く尿素に分解できる。本反応を利用した経済合理性のあるポリカーボネートケミカルリサイクルの事業化により、環境的付加価値がある廃棄プラスチック資源循環を実現するスタートアップ設立を目指す。 |
革新的細胞運命変換技術による人工膵島の開発と1型糖尿病根治治療法の実用化 |
順天堂大学 難病の診断と治療研究センター 特任教授 松本 征仁 |
Beyond Next Ventures株式会社 |
多能性幹細胞を介さず体細胞からインスリン分泌細胞へ直接分化させるダイレクトリプログラミング技術を活用した、安全性が高く低コストの再生医療等製品により、1型糖尿病の根治治療法を実現するスタートアップ設立を目指す。 ※「膵島」の読みは「すいとう」。 |
超スマート社会を支える超小型原子時計のガスセル製造技術 |
京都大学 大学院工学研究科 講師 平井 義和 |
株式会社みらい創造インベストメンツ | シリコン微細加工技術を活用した原子時計用アルカリ金属封入ガスセルの製造技術を開発し、低価格かつ高性能なガスセルを提供することで超小型原子時計による超スマート社会を実現するスタートアップ設立を目指す。 |
世界初の一酸化炭素中毒に対する解毒剤及び当該技術を活用した他のガス中毒の解毒剤の開発 |
同志社大学 理工学部 教授 北岸 宏亮 |
バイオ・サイト・キャピタル株式会社 | 血中で一酸化炭素(CO)と結合して尿として排泄させる化合物「hemoCD」を活用し、火災等で発生するCO中毒およびその他のガス中毒を救急救命現場で治療できる解毒剤を開発し、医療実装を実現するスタートアップ設立を目指す。 |
次世代型人工ペプチド・タンパク質のための人工リボソームプラットフォームの事業化 |
大阪大学 大学院工学研究科 教授 青木 航 |
ANRI株式会社 | 自由自在にリボソームを改変可能な合成生物学の独自技術を実用化し、産業応用可能な次世代型の人工ペプチド・タンパク質を創成する事業への展開を目指す。 |
フォトン・アップコンバージョン技術の事業化 |
九州大学 大学院工学研究院 准教授 楊井 伸浩 |
QBキャピタル合同会社 | 低エネルギー光を高エネルギー光に変換するフォトン・アップコンバージョン(UC)技術を実用化する。低輝度光・レアメタルフリーで世界最高効率のUC技術によって、生活空間に豊富に存在する可視光等を活用するスタートアップ設立を目指す。 |
ブロックチェーン技術でネット詐欺の撲滅を目指す通信データ公証プロトコルの事業化 |
佐賀大学 理工学部 准教授 中山 功一 |
バイオ・サイト・キャピタル株式会社 | Web3時代のセキュリティーを保証する革新的な技術であるトラストレイヤーを開発して、他人をかたるSPAMメールを無くすことにより、安全安心なインターネット環境を顧客に提供するスタートアップ設立を目指す。 |