
安達 俊輔 (東京農工大学 グローバルイノベーション研究機構 特任助教)
葉内CO2拡散を促進する葉肉組織形態の改良を通じたイネ光合成能力の飛躍的向上
トウモロコシなどのC4植物は、イネを含むC3植物とは異なる独自の光合成システムを持つことによって高い光合成能力を発揮しています。イネのC4植物化は重要な光合成改良戦略ですが、イネ遺伝資源を積極的に活用することによってC4植物化することなく光合成能力を飛躍的に向上できる可能性もあります。本研究では、葉の内部のCO2拡散に着目して、この飛躍的向上を達成する遺伝的・生理的メカニズムの解明に取り組みます。