科学技術振興事業団（理事長　川崎雅弘）は、「独創的研究成果共同育成事業」における平成１３年度の課題提案募集を開始いたします。
　この事業は、研究開発型の中堅・中小企業が有する新技術コンセプト（大学や国公立研究所などの研究成果に基づいて生まれた、新しい産業を生み出す可能性のある技術的な概念や製品構想）を、科学技術振興事業団、企業、大学・国公立研究機関等（研究者）が共同して、試作品として具体的な形とすることや実用化に向けて必要な可能性試験等（モデル化）により育成するものです。モデル化により企業化開発に移行するために必要なデータを取得し、その後必要に応じ当事業団の委託開発制度、研究成果活用促進制度等を活用して新技術の実用化開発を推進し、新産業の創出に資するものです。
　研究開発型中堅・中小企業からの課題提案を広く募集します。募集期間は、平成１３年３月６日から平成１３年４月５日までです。募集締切後、独創的研究成果共同育成事業調査評価委員会において書類（必要に応じて提案企業との面接）を通じて、実施すべき課題を選定し、契約などの条件が整い次第、実施に着手する予定です。
　なお、今回の募集では、公的研究機関の研究成果に基づく特許がある従来のＢタイプ（注目発明型）に相当するもののみについて募集を行います。従来のＡタイプ（一般型：特許があることを前提としないもの）に相当するものの募集は行いませんのでご注意ください。
　応募要領の詳細については、インターネットのＪＳＴホームページをご参照下さい。