JST(理事長 中村 道治)は、再生医療実現拠点ネットワークプログラム平成25年度募集のうち、iPS細胞研究中核拠点の採択課題を1件、疾患・組織別実用化研究拠点(拠点A)の採択課題4件を決定しました(別紙)。
iPS細胞研究中核拠点では、iPS細胞の臨床応用を見据えた標準化、安全性の確保を行いつつ、再生医療用iPS細胞ストックの構築を目指して必要な研究を長期的に実施します。また、疾患・組織別実用化研究拠点では、iPS細胞研究中核拠点で作製される再生医療用iPS細胞等を用いて臨床研究を実施するために必要な研究を行い、疾患・組織別に早期の再生医療の実現を目指します。同拠点のうち疾患・組織別実用化研究拠点(拠点A)は5年以内の臨床応用を目指す拠点です。
本公募は平成25年2月1日(金)から2月22日(金)までの間に行い、iPS細胞研究中核拠点に1件、疾患・組織別実用化研究拠点(拠点A)に13件の応募がありました。公募締切後、外部専門家の協力のもと、評価委員会にて全体計画、研究開発の戦略および目標との適合性、実施体制、生命倫理・安全管理に関する体制、所要経費などの観点から審査(事前評価)し、その結果をもとに拠点を決定しました。
今後、契約などの条件が整い次第、研究を開始する予定です。