1.プログラムの概要
ライフサイエンスデータベース統合推進事業では、国内外に散在しているライフサイエンス分野のデータベースについて、生物種別、分野別、目的別またはデータ種類別などで統合化を実現するため、「統合化推進プログラム」を実施しています。具体的には、ヒト、動物、植物、微生物などの生物別、疾患、脳、進化、発生、創薬、生命動態などの分野や目的別、または、ゲノム、エピゲノム、プロテオーム、グライコーム、メタボローム、インタラクトーム、フェノームなどのオーミクス単位での統合化の推進を支援します。
2.選考の観点
- a. 目指しているデータベース統合化が日本のライフサイエンスの発展に不可欠なものであること。
- b. 目標設定・計画が具体的かつ明確であり、かつ実現性が高いこと。
- c. 統合化に向けた具体的な計画を有し、その実現の可能性が高いこと。
- d. データ産出のプロジェクトやグループとの緊密な連携を有していること、および関連した研究コミュニティ、学会などから十分な支援が得られていて、今後日本を代表するデータベースとなること、その実現の可能性が高いこと。
- e. 利用者の視点に立ったサービス提供の具体的な計画を有し、その実現性が高いこと。
- f. 研究代表者を中心とした研究開発体制が適切に組織されていること。
- g. 研究代表者は、研究遂行のための研究開発実績と、研究チーム全体についての責任能力を有していること。
- h. 研究代表者および主たる共同研究者が所属する研究機関は、当該研究分野に関する研究開発力などの技術基盤を有していること。
- i. 研究代表者の研究開発構想を実現する上で適切な研究費計画であること。研究開発のコストパフォーマンスが考慮されていること。
- j. 必要に応じて適切な外部との連携や利用者の意見が取れる体制であること。
- k. 研究開発計画が、その成果を長期間にわたって維持改善することを考慮したものであること。
- l. 研究開発成果が国際的に通用する、日本の中核的なデータベースにふさわしいものであること。
※研究費の「不合理な重複」ないし「過度の集中」にあたるかどうかも、選考の要素としました。
3.研究開発期間
3年以内。
4.研究開発費の規模
3,000万~7,000万円/年