1.趣旨・目的
本研究・調査は平成23年にタイで発生した洪水に関連した研究・調査で、その遂行に緊急性があるものを支援することを目的とします。
2.募集領域
具体的な研究調査分野としては、具体的な分野としては、
- マーカーによる洪水到達水位調査
- 工業地域の構造物、設備などの浸水被害調査
- バイオテクノロジー的アプローチ(バイオレメディエーション)
などが含まれます。
3.応募資格
日本国内の大学や研究機関、企業などで研究に従事している研究者であることが必要です。タイ研究者と、共同研究あるいは共同調査に関し、基本的な合意ができていることが必要です。またタイ研究者はNSTDAに申請をしている必要があります。
4.支援期間(研究期間)
約1年間
5.支援規模
1課題あたり、総額300万円を目安とします(10%以下の間接経費を別途計上することができます)。
6.支援の内容
支援費は、物品費、人件費・謝金、旅費、その他で構成されます。
- 物品費には設備備品、消耗品など、旅費には国内旅費、海外旅費、その他にはシンポジウム・セミナー開催費が含まれます。
- 間接経費として、原則として直接経費の合計の10%以下を別途計上することができます。
7.選考方法
日本側はJSTの国際科学技術協力推進委員が評価を行い、その結果をもとにJSTおよびNSTDAが協議を行い、支援課題を決定しました。
8.審査にあたっての評価基準
以下の基準を適用しました。
- (1)制度の趣旨および対象分野への適合性
提案内容は制度の趣旨および対象分野に合致した緊急性を有するものであり、且つ当該研究・調査を実施するための体制・条件等が整っていること
- (2)研究代表者の適格性
研究代表者は当該研究・調査を推進する上で十分な洞察力又は経験を有しており、当該事業での支援期間中に継続して共同研究・調査を円滑に推進できること
- (3)計画の妥当性
計画は適切な共同研究・調査実施体制、実施規模であること
- (4)共同研究・調査の有効性
日本およびタイ双方の研究者にとって、共同で研究・調査を実施することが内容、緊急性の観点から必要且つ有効であること