JST(理事長 中村 道治)は、研究成果展開事業(先端計測分析技術・機器開発プログラム)において、東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴う放射性物質の影響から復興と再生を遂げるため、行政ニーズ、被災地ニーズなどを踏まえ、平成24年度の重点開発領域として「放射線計測領域」を新たに設定し、開発課題を公募します。
1.課題内容
(1)実用化タイプ:食品・土壌などに含まれる放射性物質量および放射能濃度の迅速かつ高精度・高感度な把握などを可能とし、被災地で早期・確実に活用できる計測分析機器やシステムを、産と学官が参画したチーム編成により開発するもの(最終年度にマッチングファンドを導入)
①短期開発型:1年以内に性能実証、システム化を行うもの
②中期開発型:3年以内にプロトタイプ機の開発、性能実証、システム化を行うもの
(2)革新技術タイプ:新たなブレークスルーを生み出す革新的な放射線計測分析技術・機器を開発するもの
①要素技術型:3年以内に要素技術の開発を行うもの
②機器開発型:5年以内にプロトタイプ機の開発を行うもの
2.公募期間
(1)実用化タイプ(短期開発型):平成24年2月24日(金)~3月15日(木)正午
(2)実用化タイプ(中期開発型)、革新技術タイプ(要素技術型、機器開発型):平成24年2月24日(金)~3月21日(水)正午
3.放射線計測領域について
本領域の目的の確実な達成につなげるため、本領域に領域総括を配置し、応募課題の選考や開発課題の進捗管理などを行います。
領域総括:平井 昭司 東京都市大学 名誉教授(専門は放射線化学など)
重点開発領域「放射線計測領域」以外の平成24年度公募については、詳細が決定し次第、下記の事業ホームページにおいてご案内します。
ホームページURL:https://www.jst.go.jp/sentan/