科学に関する国民意識を醸成する一環で、音楽や美術などの芸術への興味や関心が高い層を対象に、科学への興味、関心を喚起する科学コミュニケーション手法の新たな切り口を探索する試みである。科学と芸術を効果的に組み合わせ調和させた科学コミュニケーション活動を通じて、広く一般の方々が、芸術を楽しみながら科学に親しみ、科学に対する関心と理解をより一層深めることができるイベントの企画を広く募集し、その実施を支援する。
以下の目的と内容に即した企画(イベント)を対象とする。
広く一般の方々の科学への興味、関心を喚起、深化することを目的とする。特に、科学への興味、関心の薄い層の科学への関心と理解を深めることができるイベントの提案を望む。
科学と芸術(音楽や演劇、演芸、美術、書道、文学、伝統芸能、伝統工芸など)を効果的に組み合わせ、調和させたイベントとする。例えば、演示内容で科学と芸術の融合を試みるイベントや、科学に関する講話や実験演示と芸術に関する実演を織り交ぜたイベントを対象とする。
実施機関以外の団体が共催、協賛、後援などで関わることは可能。それに伴い物品や経費などの補助を受けることも可能とするが、本支援に計上する経費との切り分けを明確にする。
国内での実施とし都道府県は問わないが企画で取り上げる芸術を想起させる場所(例えば、音楽であればコンサートホール、演芸であれば演芸場、美術であれば美術館内の広いスペースなど)での実施を念頭におく。
主に大人を対象にしたものとする(子ども連れは可)。なお、居住地域や所属などで対象者を限った企画は対象外とする(某地区居住者対象、某企業従業員対象など)。
芸術家や演奏家、文化人など、芸術に関わる登壇者については、当該分野に精通し積極的に活動をされている者が望ましい。
科学者・研究者や芸術家、演奏家、文化人、専門家のみならず、科学と社会をつなぐ役割を担う科学コミュニケーションに関わる人材も企画運営に参画する機会となる企画が望ましい。
原則として、参加費(入場料)無料で実施するものとする。ただし、イベントの有無によらず実施場所に入場する際に発生する入場料については、この限りでない。
選考にあたっては、以下の点を審査の基準とする。企画立案の際には、先述の「2.支援対象とするイベント」に記したコンセプトを踏まえる。採択後には、以下の点に留意して実施する。
平成23年8月31日(水)~10月17日(月)
平成23年12月12日(月)~平成24年3月25日(日)