JST(理事長 北澤 宏一)は、「理数系教員(コア・サイエンス・ティーチャー)養成拠点構築事業」において、平成23年度の採択企画を決定しました(別紙1)。
近年の調査報告*によると、小学校の学級担任として理科を教える教員の約5割が理科全般の内容の指導を「苦手・やや苦手」(中学校理科教員・地学分野では約4割)と感じ、約7割(中学校理科教員では約3割)が理科の実験や観察についての知識・技能を「低い・やや低い」と感じています。
このような状況を踏まえて本事業では、小・中学校教員の理数教育における指導力向上を図ることを目的として、大学と教育委員会の連携による、養成プログラムの開発・実施や地域の理数教育における拠点の構築・活用などを通じて、優れた教育実践を行い、地域の理数教育において中核的な役割を担う小・中学校教員(コア・サイエンス・ティーチャー(CST))の養成を支援しています。
今年度は、平成23年3月23日(水)から5月9日(月)の期間に募集を行い7件の提案がありました。その後、外部有識者で構成される委員会(別紙2)による選考を行い、2件の採択を決定しました。
今後、契約などの準備が整い次第、平成27年3月31日までの4ヵ年度にわたって、1企画あたり年間3000万円(間接経費を含む)を上限として支援する予定です。
なお、事業の詳細については下記ホームページを参照してください。
ホームページURL:https://www.jst.go.jp/cpse/cst/