さまざまな研究機関などによって作成されたライフサイエンス分野データベースの統合化に必要な研究開発などを推進し、日本におけるライフサイエンス研究の成果が、広く研究者コミュニティに共有かつ活用されることにより、基礎研究や産業化につながる応用研究を含むライフサイエンス研究全体が活性化されることを目指します。
ライフサイエンスデータベース統合推進事業では、「戦略の立案」、「ポータルサイトの構築・運用」、「データベース統合化基盤技術の研究開発」、「バイオ関連データベース統合化の推進」を4つの柱として、ライフサイエンス分野データベースの統合化に向けて事業を推進します。
本事業を効率的に推進するため、高度な研究開発を必要とする「データベース統合化基盤技術の研究開発」と「バイオ関連データベース統合化の推進」については、それぞれに『基盤技術開発プログラム』、『統合化推進プログラム』を設け、研究開発課題を広く公募します。この研究開発成果を本事業のポータルサイトに実装することにより、利用者は国内にあるさまざまなライフサイエンス分野データベースの一元的な利用が可能となり、日本のライフサイエンスに関する研究成果の広範な共有を図ることが可能となります。
『統合化推進プログラム』は、国内外に散在しているライフサイエンス分野のデータベースについて、生物種別、分野別、目的別またはデータ種類別などで統合化を実現するものです。具体的には、ヒト、動物、植物、微生物などの生物別、疾患、脳、進化、発生などの分野や目的別、または、ゲノム、プロテオーム、メタボローム、インタラクトーム、フェノームなどのオーミクス単位での統合化の推進を目指すものです。このプログラムの実施により、それぞれの分野において、日本を代表するとともに、中核、拠点となる統合データベースの構築を支援します。
本プログラムを効率よく推進するため、プログラム全体の責任者として研究総括を置きます。研究開発課題の選考、評価、課題の管理などは、研究総括および外部有識者からなる研究アドバイザーが行います。
なお、本公募は、平成23年度政府予算の成立を前提としています。予算の成立状況によっては事業内容や実施内容を変更する場合があります。
それぞれの分野での高い網羅性が求められるため、当該分野の研究コミュニティ、学会、関連機関などの支援が得られる必要があります。また、本プログラムで構築されたデータベースは基本的にすべて無償で公開、ダウンロード可能であり、バイオサイエンスデータベースセンターのサイトから提供可能である必要があります。加えて、プロジェクト終了後もデータベース統合化に関して永続的に取り組む体制であることが望まれます。
国内の研究機関に所属して、当該研究機関において自らが研究を実施する体制を取れる研究者であること。
※「国内の研究機関」:日本国内の大学、独立行政法人、国公立試験研究機関、特別認可法人、公益法人、企業などのうち、研究開発を実施している機関。
3年間(平成23年4月以降に開始予定)
3,000万~7,000万円/年
5~10件
平成22年12月1日(水)~平成23年1月26日(水)正午
「府省共通研究開発管理システム(e-Rad)」により受け付けます。
e-RadポータルサイトURL:http://www.e-rad.go.jp/
※募集要項は、事業ホームページの公募情報からダウンロードしてください。
事業ホームページ公募情報URL:http://biosciencedbc.jp/koubo/
独立行政法人 科学技術振興機構 イノベーション推進本部 バイオサイエンスデータベースセンター準備室
〒102-8666 東京都千代田区四番町5番地3
担当:飯田 創治(イイダ ソウジ)、白木澤 佳子(シロキザワ ヨシコ)
Tel:03-5214-8491 Fax:03-5214-8470
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