JST(理事長 北澤 宏一)は、平成22年5月17日(月)に国際連合大学 ウ・タント国際会議場(東京都渋谷区)でシンポジウム「低炭素社会を目指すグリーン・イノベーション促進のための国際協力」を開催します。
社会経済のグローバル化が進む中、一国や一地域だけでは解決が困難であり、国際社会が共同で取り組むべきことが求められる問題が顕在化しています。このような地球規模の問題の中でも、地球温暖化は人類の生存を脅かす喫緊の課題として深刻化しており、この課題を克服して持続的な発展を遂げるためには、グリーン・イノベーション推進のための国際協調・国際協力の取組強化が不可欠です。
本シンポジウムでは、世界各国(米、英、独、仏、スウェーデン、中、韓、メキシコ)のファンディング・エージェンシー※の代表者を招へいし、地球温暖化問題の解決に向けたグリーン・イノベーション促進に向けて、特に以下の点に焦点を絞って議論します。
- (1) 各国のファンディング・エージェンシーがグリーン・イノベーションの重要性をどのように捉え、どのように促進しようとしているのか、現在の取り組みの紹介と、今後の方向性について。
- (2) 地球規模でグリーン・イノベーションを促進するための国際協調・国際協力に関する検証と、提案の可能性について。
詳細については、下記ホームページを参照してください。
URL:https://www.jst.go.jp/pr/gisympo2010.html
JST理事長の北澤 宏一は、「地球温暖化はまさにグローバルな問題です。研究開発についてもグローバルな視点がどうしても必要になります。主要国のファンディング・エージェンシーが協力して取り組むべき課題も多いと考えています。ファンディング・エージェンシーが協力していく枠組みづくりに一歩踏み出せればと期待しています。」と述べています。
※ファンディング・エージェンシー(公的研究資金配分機関)
大学や研究所などで行われる研究活動への公的資金配分などを支援する機関のこと。
<開催概要>
日程 | 平成22年5月17日(月)午前10時~午後5時30分 ※午前9時30分開場 | |
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会場 | 国際連合大学 ウ・タント国際会議場(東京都渋谷区神宮前5-53-70) | |
主催 | 科学技術振興機構(JST) | |
後援 | 内閣府、外務省、文部科学省(予定) | |
参加費 | 無料 | |
定員 | 300名 | |
参加申込 | 下記ホームページより事前登録ください。 https://www.jst.go.jp/pr/gisympo2010.html ※定員に達し次第、登録の受付を終了します。 |
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プログラム | 午前10時 | 開会・挨拶 |
午前10時20分 | 基調講演 | |
午前11時20分 | 休憩(昼食) | |
午後1時 | パネルセッション(スピーチセッション) | |
午後2時45分 | 休憩 | |
午後3時15分 | パネルセッション(ディスカッションセッション) パネルディスカッション、質疑応答、まとめ |
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午後5時30分 | 閉会 |
講演者:
ホー・ミンホン(何明![]() |
中国国家自然科学基金委員会(NSFC) 副会長 |
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ジャック・スターン ・・・・・・・・・・・ | フランス国立研究機構(ANR) 理事長 |
ベルント・ショルツ=ライター ・・・ | ドイツ研究振興協会(DFG) 副会長 |
パク・チャンモ(朴賛謨) ・・・・・・ | 韓国研究財団(NRF) 理事長 |
ファン・カルロス・ロメロ・ヒックス ・ | メキシコ国家科学技術審議会(CONACYT) 長官 |
ヨーナス・ブレンストロム ・・・・・・・ | スウェーデンシステム・イノベーション開発庁(VINNOVA)チーフストラテジックオフィサー |
キャサリン・コーツ ・・・・・・・・・・・ | 英国工学・物理科学研究会議(EPSRC) ディレクター(ビジネスイノベーション) |
(調整中) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ | 全米国立科学財団(NSF) |
小宮山 宏 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ | (株)三菱総合研究所 理事長、東京大学 前総長、JST 低炭素社会戦略センター センター長 |
北澤 宏一 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ | JST 理事長 |
※講演者は、都合により変更になる場合があります。
<添付資料>
<お問い合わせ先>
独立行政法人 科学技術振興機構 国際科学技術部
〒102-8666 東京都千代田区四番町5番地3
担当:小林 治(コバヤシ オサム)、浅野 佳那(アサノ カナ)
Tel:03-5214-7375 Fax:03-5214-7379
E-mail: