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別紙

先端計測分析技術・機器開発事業 平成21年度 開発課題公募の概要

1.事業の趣旨

 最先端の研究やものづくり現場でのニーズに応えるため、将来の創造的・独創的な研究開発に資する先端計測分析技術・機器およびその周辺システムの開発を推進する事業です。
 本事業は、「要素技術プログラム」「機器開発プログラム」「プロトタイプ実証・実用化プログラム」で構成されていますが、今回は、世界トップレベルのユーザーなどとの共同研究を通じて、プロトタイプ機の性能の実証および応用開発を行い、実用可能な段階まで仕上げることを目指す「プロトタイプ実証・実用化プログラム」について公募を行います。

※「要素技術プログラム」「機器開発プログラム」の新規公募については、平成21年2月頃に公募予定です。

2.プロトタイプ実証・実用化プログラムの概要

1 目的
 独創的な研究活動に不可欠な最先端の計測分析・機器およびその周辺システムを実用化に向けて開発するプログラムです。産と学・官の各機関が密接に連携して開発チームを構成し、チームリーダーとなる企業の強力なコミットメントのもと、世界トップレベルのユーザーである大学などとの共同研究を通じて、プロトタイプ機の性能の実証、ならびに高度化・最適化、あるいは汎用化するための応用開発をマッチングファンド形式により行い、実用可能な段階(開発終了時に受注生産が可能)まで仕上げることを目標としています。

2 公募対象
 現在開発中、もしくは開発した(開発後おおむね3年以内)先端的な計測分析機器のプロトタイプ機であり、製品化した実績がない機器に対して行う取り組みとします。具体的には、本事業(「要素技術プログラム」「機器開発プログラム」)で実施している課題や、JST戦略的創造研究推進事業をはじめとした他事業で実施した課題、さらには大学などにおいて独自に行っている取り組みを対象とし、広く公募します。

3.開発期間および開発費など

 申請者自らが考える開発計画に基づいて、最も適切な開発期間(3年以内)および開発費を申請して頂きます。
 なお、開発開始は平成21年4月を予定しています。

4.開発の推進

 開発の実施にあたりチームリーダーの所属機関(中核機関)とJSTは委託契約を締結します。また開発チームを構成するサブリーダーなどの所属機関(参画機関)は、中核機関と再委託契約を締結することが原則です。
 JSTは、本事業の効率的かつ効果的な運営を図るための推進体制として、開発の進捗に対して支援する開発総括(PO)と、事業化に関して支援する事業化推進顧問(BO)が開発チームをサポートします。

5.選考および評価

 外部有識者によって構成される「先端計測技術評価委員会」を設置し、開発課題の選考・評価を行います。

6.公募期間

 平成20年9月26日(金)~ 11月25日(火)正午申請締切

※府省共通研究開発管理システム(e-Rad)による登録および申請書提出となります。
下記のe-Rad ポータルサイトにアクセスして、「研究機関情報」および「研究者情報」を登録後「ログインID」と「パスワード」を取得のうえ、申請書様式をダウンロードして作成し、提出してください。
  e-Rad ポータルサイトURL:http://www.e-rad.go.jp/

※詳細はホームページ https://www.jst.go.jp/sentan/ を参照してください。(9月26日(金)より公開)