JST(理事長 北澤 宏一)は、戦略的国際科学技術協力推進事業「日-EU研究交流」注1)において、「環境」分野の複数領域について平成20年度新規課題募集を平成20年9月24日(水)から平成21年1月8日(木)まで行います。
今回の募集は、欧州委員会研究総局(EC-DGR)注2)が第7次枠組計画(FP7)注3)において実施する公募に参加する日本の研究者を支援することを目的として実施するもので、今回が最初の新規課題募集となります。この分野は、平成20年6月の文部科学省と駐日欧州委員会代表部との合意に基づき文部科学省が設定したものです。
JSTでは、平成15年度から「戦略的国際科学技術協力推進事業」として、政府間合意などに基づき、文部科学省が特に重要なものとして設定した協力対象国・分野における日本と他国の研究者との活発な研究交流を推進しています。これにより、日本の科学技術のさらなる発展に貢献しており、すでに欧米やアジア、アフリカにおける計12ヵ国との研究交流を支援しています。
募集の詳細については、別紙資料を参照してください。さらに、下記の国際部ホームページでも募集関係の情報を掲載しますので、併せて参照してください。
国際部ホームページURL:https://www.jst.go.jp/inter/index.html
注1)戦略的国際科学技術協力推進事業「日本-EU研究交流」
上記のように文部科学省が本事業におけるEUとの協力分野を「環境」に設定しました。
それを受け、平成20年度からJSTがEC-DGRと「環境」分野において戦略的国際科学技術協力推進事業を実施することになりました。
注2)欧州委員会研究総局(EC-DGR:European Comission, Directorate-General for Research)
欧州委員会(EC)は、欧州連合(EU)の行政執行機関です。ECには、中央省庁に相当する各部局が設定されており、研究総局はその中でEUにおける科学技術政策の実施を担当しています。
ホームページURL:http://ec.europa.eu/research/
注3)第7次枠組計画(FP7:Seventh Framework Programme)
欧州における研究政策の核で、各加盟国独自の研究開発を補完し、加盟国間の共同研究を推進することを目指しています。1984年に第1次枠組計画が始まり、現在は2007~2013年を対象とする第7次枠組計画が実施されています。同枠組計画には、「Cooperation」、「People」、「Ideas」、「Capacities」の4つの主要なプログラムがあります。
<添付資料>
<お問い合わせ先>
独立行政法人 科学技術振興機構 国際部
〒102-8666 東京都千代田区四番町5番地3
担当:波羅 仁(ハラ マサシ)、大場 博哉(オオバ ヒロヤ)
Tel:03-5214-7375 Fax:03-5214-7379 E-mail: