JST(理事長 北澤 宏一)は、戦略的国際科学技術協力推進事業「日中研究交流」注1)において、「環境保全及び環境低負荷型社会の構築のための科学技術」分野の一領域である「ICT技術を利用した環境保全及び環境低負荷型社会の実現に資する研究」の平成20年度新規課題募集を、平成20年7月15日(火)から9月30日(火)まで行います。
今回の募集は、中国科学技術部(MOST)注2)との間で行うものであり、平成19年度に続く2回目の募集にあたります。この分野は、平成15年2月の第10回日中科学技術協力委員会での両国間の合意に基づき文部科学省が設定したものであり、すでに平成16年度以降、JSTが中国国家自然科学基金委員会(NSFC)との間でも研究交流課題の募集を実施しています。JSTでは、平成15年度から「戦略的国際科学技術協力推進事業」として、政府間合意に基づき、文部科学省が特に重要なものとして設定した協力対象国・分野における日本と他国の研究者との活発な研究交流を通じて、日本の科学技術のさらなる発展に貢献しています。
本事業では現在までに、中国を含め、欧米やアジア・アフリカにおける計10ヵ国との研究交流を支援してきました。
募集の詳細については、別紙資料を参照してください。さらに、下記の国際部ホームページでも、募集関係の情報を掲載しますので、併せて参照してください。
国際部ホームページURL : https://www.jst.go.jp/inter/index.html
注1) 戦略的国際科学技術協力推進事業「日中研究交流」
平成15年2月に東京で開催された第10回日中科学技術協力委員会の結果を踏まえ、文部科学省が戦略的国際科学技術協力推進事業における中国との協力分野を「環境保全及び環境低負荷型社会の構築のための科学技術」分野に設定。それを受け、JSTがNSFCとの間で平成16年度から毎年、研究交流課題の募集を実施しています。
また、MOSTとの間でも平成19年度から同分野における研究交流課題の募集を実施することとなり、平成19年度は「環境保全及びエネルギーの高度利用に係わる材料技術」領域を対象としましたが、平成20年度は、「ICT技術を利用した環境保全及び環境低負荷型社会の実現に資する研究」領域で戦略的国際科学技術協力推進事業を実施することとなりました。
注2) 中国科学技術部(MOST)
1977年に設立された中国の科学技術担当省。基礎研究、科学技術成果の普及・産業化のみならず、ハイテク産業開発区の管理、先進国からの技術移転まで広範な業務を実施。その中で研究活動について資金の配分を行っています。
<添付資料>
別 紙 : 平成20年度「日中(MOST)研究交流」新規課題募集概要
<お問い合わせ先>
独立行政法人 科学技術振興機構 国際部
〒102-8666 東京都千代田区四番町5番地3
担当:愛宕 隆治(アタゴ タカハル)、田中 哲治(タナカ テツジ)
Tel:03-5214-7375 Fax:03-5214-7379 E-mail: