1.社会技術研究開発事業の趣旨
本事業は、社会の具体的な問題の解決を通して、新たな社会的・公共的価値の創出を目指す事業です。社会問題の解決に取り組む関与者と研究者が協働するためのネットワークを構築し、競争的環境下で自然科学と人文・社会科学の知識を活用した研究開発を推進して、現実社会の具体的な問題解決に資する成果を得るとともに、得られた成果の社会への活用・展開を図ります。
2.研究開発成果実装支援プログラムについて
研究開発成果実装支援プログラムでは、国など(公的研究開発資金)が実施した現実の社会問題を解決するための研究開発により創出された成果を活用・展開して、社会における具体的な問題を解決する取り組み(実装)を支援します。
図1のように国など(公的研究開発資金)が実施した現実の社会問題を解決するための研究開発成果を活用・展開して、社会の具体的な問題を解決する取り組み(実装)を開始し、活動の組織的基盤を作り、実行する活動(実装活動)を支援するものです。JSTが一定期間、実装活動を支援することにより、その実装活動が社会問題の解決という目標に対して、展開が拡大される、または実装組織の存続基盤がより強化される、もしくは実装が完了するまでの時間が短縮されることが期待されます。従って、実装活動がスタートの時期であっても成長期であってもそのステージは問いませんが、実装支援期間の終了時点で、JSTからの支援なしに実装活動が継続的に実施されている状態が実現されることが求められます。
3.実装支援の対象について
現実の社会問題を解決するための取り組み(研究開発成果の実装)が支援の対象となります。
4.実装支援の対象となる提案の募集について


研究開発成果の創出に従事した方が実装責任者であることは要件ではありません。直接実装に参加することも可能ですが、直接従事しない立場であっても積極的な関与が望まれます。
3年以内。
500万円以内/年(実装支援1件あたりの直接経費として)。
5.実装支援の対象の選考、推進および運営について
6.募集・選考の主なスケジュールについて
平成20年6月2日(月)~7月15日(火)正午(12時)※1<厳守>
書類選考期間 | 平成20年 7月下旬~8月中旬 |
書類選考結果の通知 | 同年 8月中 |
面接選考時期※2 | 同年 9月上旬 |
採択の通知・発表 | 同年 9月中 |
実装支援の開始 | 同年 10月以降 |
7.応募方法および募集要項などの具体的な情報の入手方法について
平成20年6月2日より、以下のホームページにおいて募集に必要な情報の入手が可能となります。
URL:https://www.jst.go.jp/ristex/
このホームページでは、募集要項や提案書様式が入手可能なほか、面接選考会などに関する情報を随時提供します。
URL:https://www.e-rad.go.jp/
このホームページでは、募集要項や提案書様式が入手可能です。
平成20年7月15日(火)正午(12時)までに、提案書をアップロードし、[確認完了・提出]の操作を行ったものまでが受け付けられますのでご注意ください。
「受付状況一覧」画面で、提案書の処理状況が[配分機関受付中]になっていることをご確認ください。