図2
図2 破骨細胞の形成に必須な第三のシグナル経路を司る免疫受容体
破骨細胞の形成には破骨細胞の分化を誘導する因子(RANKL(ランクル))と破骨細胞のもとになるマクロファージを増やす因子(M-CSF)の二つで十分であると考えられてきた。しかし、本研究によって、第3のシグナル経路を司る免疫受容体群が不可欠であることが解明された。この免疫受容体群はFcRγまたはDAP12という細胞膜に局在するシグナル伝達分子と会合して、ITAMモチーフ*3がリン酸化される結果、細胞内にシグナルを伝達し、カルシウムシグナルを介して破骨細胞の分化を決定づける転写因子(NFATc1)を誘導する。
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