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図2

図2 LGI1とADAM22との結合によるAMPA受容体を介したシナプス伝達の制御

図2 LGI1とADAM22との結合によるAMPA受容体を介したシナプス伝達の制御

分泌蛋白質であるLGI1は膜蛋白質ADAM22を受容体として結合し、 ADAM22はPSD-95によりシナプスに裏打ちされます。一方、Stargazin/AMPA受容体はADAM22とは別の結合部位を介してPSD-95と結合します。LGI1がADAM22と結合するとAMPA受容体を介したシナプス伝達が促進されることが明らかになりました。興味深いことにLGI1、ADAM22、Stargazinはいずれもがその変異により神経細胞の異常発火が原因と考えられるてんかん・けいれん発作を引き起こします。