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図1 上皮細胞間バリアーとして機能するタイトジャンクションの基本構造


図1 上皮細胞間バリアーとして機能するタイトジャンクションの基本構造

(A)単層上皮細胞のバソラテラル膜の最もアピカル膜寄りの細胞間にタイトジャンクション(TJ)が帯状に存在します。TJでは、クローディンが線状に重合してTJストランドを作り、向かい合う細胞膜中のTJストランドと対合することにより、細胞膜間の距離をゼロにまで近づけています(キッシングポイント)。
(B)TJの超薄切片電子顕微鏡像。細胞膜間の距離がゼロにまで近づいたタイトジャンクションのキッシングポイント(矢印)が見えます。
(C)TJの凍結割断レプリカ像。試料を凍らせて割断すると、細胞膜の内葉と外葉の間で割れ、内在性膜蛋白質を直接レプリカ像として観察できます。TJストランド(矢印)がネットワークを形成しているのが見えます。