科学技術振興機構報 第1766号

2025(令和7)年5月1日

東京都千代田区四番町5番地3
科学技術振興機構(JST)

研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)実装支援(返済型)
株式会社エキュメノポリスへの開発支援の決定について

JST(理事長 橋本 和仁)は、研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)実装支援(返済型)の2024年度募集において、株式会社エキュメノポリス(本社:東京都新宿区、代表取締役:松山 洋一)に対する開発支援を決定しました。

本事業は、大学等の研究成果(技術シーズ)の社会実装を目指すスタートアップ等を対象に、革新的な製品・サービス創出に向けた実用化開発を開発費の貸し付け(無利子)により支援するものです。

株式会社エキュメノポリスは、早稲田大学の研究成果を用いて、会話AIエージェントを活用した言語教育のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進しています。本事業の支援では、会話AIエージェントを大規模、高品質、高信頼かつ低コストで開発、運用できるプラットフォームを構築するとともに、日本語の会話に特化した診断評価・学習支援向け会話AIエージェントアプリケーションを開発します。

なお、本事業では、外部専門家で構成される評価委員会にて、技術シーズの新規性・優位性、イノベーション創出の可能性、研究開発の目標・計画、事業化の可能性、財務状況などの観点から応募相談・選考を行い、開発支援を決定しました。

<プレスリリース資料>

<お問い合わせ先>

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例えば、世界的な気候変動、エネルギーや資源、感染症や食料の問題。私たちの行く手にはあまたの困難が立ちはだかり、乗り越えるための解が求められています。JSTは、これらの困難に「科学技術」で挑みます。新たな価値を生み出すための基礎研究やスタートアップの支援、研究戦略の立案、研究の基盤となる人材の育成や情報の発信、国際卓越研究大学を支援する大学ファンドの運用など。JSTは荒波を渡る船の羅針盤となって進むべき道を示し、多角的に科学技術を支えながら、安全で豊かな暮らしを未来へとつなぎます。

JSTは、科学技術・イノベーション政策推進の中核的な役割を担う国立研究開発法人です。

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