科学技術振興機構報 第1759号

令和7年3月28日

東京都千代田区四番町5番地3
科学技術振興機構(JST)

国家戦略分野の若手研究者及び博士後期課程学生の育成事業(BOOST)
次世代AI人材育成プログラム(若手研究者支援)における
令和6年度新規研究課題の決定について

JST(理事長 橋本 和仁)は、国家戦略分野の若手研究者及び博士後期課程学生の育成事業(BOOST)次世代AI人材育成プログラム(若手研究者支援)の令和6年度研究提案募集における新規採択研究課題を決定しました。

本プログラムでは、国家戦略上、重要で緊急性の高い分野として設定した次世代AI分野(AI分野およびAI分野における新興・融合領域)を担う優秀な若手研究者の研究課題を募集により選定し、その研究活動を支援することを通じて、日本の国際競争力の抜本的強化を図ることとしています。国家戦略分野である次世代AI分野への挑戦を志す若手研究者が、所属機関にかかわらず、最適な場所を求めて自由に独立して研究に従事し、ステップアップできる環境の構築および処遇向上を目指します。具体的には、若手研究者がクロスアポイントメント制度を活用し次世代AI分野の研究環境が充実した研究機関で行う研究開発を支援します。自身が持つ高い専門性を生かしつつ、それを超えた異分野融合によって国家戦略分野にチャレンジする意欲を喚起し、また、産学官のセクターを超えた複数の組織への所属を推奨することで、国家戦略分野に従事する人材の流動化を促進します。

令和6年度研究提案の募集を5月29日から7月31日正午まで行い、多様な研究者から325件の応募がありました。

募集締め切り後、書類選考と面接選考(事前評価)を実施し、80件の研究課題を採択しました。

今後、クロスアポイントメント協定の締結、それによる適切な給与増の実現、その他採択時に提示した条件が整い次第、研究を開始します。

詳細は下記ホームページを参照してください。

URL:https://www.jst.go.jp/program/boost/yr/index.html

<プレスリリース資料>

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