科学技術振興機構報 第1753号

令和7年3月21日

東京都千代田区四番町5番地3
科学技術振興機構(JST)

日ASEAN科学技術・イノベーション協働連携事業(NEXUS)
日本-タイ国際共同研究「グリーンテクノロジー」における新規課題の決定について

JST(理事長 橋本 和仁)は、日ASEAN科学技術・イノベーション協働連携事業(NEXUS)日本-タイ国際共同研究「グリーンテクノロジー」において、新規課題の採択を決定しました。

NEXUSでは、「日ASEAN友好協力50周年」を機に、日ASEANの長きにわたる国際共同研究や研究人材交流の取り組みを基盤とし、双方の強みを生かした柔軟で重層的な科学技術協力を推進しています。

その取り組みの1つである「国際共同研究」では、日本とASEAN諸国との共通重点分野における国際共同研究の提案を募集し、採択された国際共同研究課題に対して研究費を支援します。

今回、その一環として、タイ人材・制度開発・研究・イノベーションのためのプログラムマネジメントユニット(PMU-B)と共同で、「グリーンテクノロジー」分野の国際共同研究課題の募集を行いました。

今回の募集には17件の応募があり、両国の専門家による評価、JSTとPMU-Bとの協議により5件の採択を決定しました。

研究実施期間は3年間(36ヵ月)を予定しています。

<プレスリリース資料>

<お問い合わせ先>

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JSTは、科学技術・イノベーション政策推進の中核的な役割を担う国立研究開発法人です。

(英文)“JST and PMU-B (Thailand) jointly to fund five research projects in the “Green Technology” field under the NEXUS program”

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