科学技術振興機構報 第1728号

令和6年11月7日

東京都千代田区四番町5番地3
科学技術振興機構(JST)

研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)
産学共同 ステージⅠ(育成フェーズ)/ステージⅡ(本格フェーズ)
2024年度募集における新規採択課題の決定について

JST(理事長 橋本 和仁)は、研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 産学共同の2024年度募集における新規採択課題(ステージⅠ(育成フェーズ)42件、ステージⅡ(本格フェーズ)4件)を決定しました。

A-STEP 産学共同は「ステージⅠ(育成フェーズ)」と「ステージⅡ(本格フェーズ)」で構成され、社会課題の解決などに向けた技術移転を支援するプログラムです。「ステージⅠ(育成フェーズ)」は、大学・公的研究機関等(以下、大学等という)における新規性・優位性のある基礎研究成果(技術シーズ)を企業等との共同研究につなげるまで磨き上げ、「学」と「産」のマッチングを行い、共同研究体制の構築を目指すものです。「ステージⅡ(本格フェーズ)」は、大学等の技術シーズについて、大学等と企業等との共同研究により実用化に向けた可能性を検証し、中核技術の構築に資する成果の創出と、その成果の大学等から企業等への技術移転を目指すものです。

募集期間は、2024年5月1日(水)から6月18日(火)までとし、「ステージⅠ(育成フェーズ)」に580件、「ステージⅡ(本格フェーズ)」に60件の応募がありました。

募集締め切り後、外部専門家の協力の下、技術シーズの新規性・優位性、イノベーションインパクト、研究開発の目標・計画の妥当性、技術移転に向けた取り組みなどの観点から審査し、採択課題を決定しました。

今後、契約などの条件が整い次第、研究開発を開始する予定です。

<プレスリリース資料>

<お問い合わせ先>

科学を支え、未来へつなぐ

例えば、世界的な気候変動、エネルギーや資源、感染症や食料の問題。私たちの行く手にはあまたの困難が立ちはだかり、乗り越えるための解が求められています。JSTは、これらの困難に「科学技術」で挑みます。新たな価値を生み出すための基礎研究やスタートアップの支援、研究戦略の立案、研究の基盤となる人材の育成や情報の発信、国際卓越研究大学を支援する大学ファンドの運用など。JSTは荒波を渡る船の羅針盤となって進むべき道を示し、多角的に科学技術を支えながら、安全で豊かな暮らしを未来へとつなぎます。

JSTは、科学技術・イノベーション政策推進の中核的な役割を担う国立研究開発法人です。

前に戻る