科学技術振興機構報 第1675号

令和6年3月21日

東京都千代田区四番町5番地3
科学技術振興機構(JST)

次世代研究者挑戦的研究プログラム(SPRING)における
令和6年度新規プロジェクトの決定について

JST(理事長 橋本 和仁)は、「次世代研究者挑戦的研究プログラム(SPRING)」における新規プロジェクト76件を決定しました。うち10件は今回の公募により新たにSPRINGを実施することになった大学です。

本事業は、博士後期課程の学生が研究に専念できる環境を整備し、卓越した博士人材の育成や輩出を目指す事業です。博士後期課程の学生は、日本の科学技術・イノベーションの将来を担う存在ですが、近年、「博士課程に進学すると生活の経済的な見通しが立たない」「博士課程修了後の就職が心配だ」といった理由から、修士課程から博士後期課程への進学者数や進学率が減少傾向にあり、危機的な状況が指摘されています。そうした状況を踏まえ、本事業では、既存の枠組みを越えて優秀な博士後期課程の学生の選抜などを行う事業統括を選定し、当該事業統括により選抜された学生に対する生活費相当額および研究費の支給や、キャリア開発・育成コンテンツの提供を始めとする多様な支援を行います。

今回の公募は、令和5年11月24日(金)から12月25日(月)まで行い、外部専門家で構成された委員会による審査を経て、76件の支援プロジェクトを決定しました。

詳細については、下記ホームページをご覧ください。

ホームページURL:https://www.jst.go.jp/jisedai/index.html

<プレスリリース資料>

<お問い合わせ先>

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例えば、世界的な気候変動、エネルギーや資源、感染症や食料の問題。私たちの行く手にはあまたの困難が立ちはだかり、乗り越えるための解が求められています。JSTは、これらの困難に「科学技術」で挑みます。新たな価値を生み出すための基礎研究やスタートアップの支援、研究戦略の立案、研究の基盤となる人材の育成や情報の発信、国際卓越研究大学を支援する大学ファンドの運用など。JSTは荒波を渡る船の羅針盤となって進むべき道を示し、多角的に科学技術を支えながら、安全で豊かな暮らしを未来へとつなぎます。

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