科学技術振興機構報 第1537号

令和3年11月9日

東京都千代田区四番町5番地3
科学技術振興機構(JST)

ムーンショット型研究開発事業における
プロジェクトマネージャー公募について

JST(理事長 濵口 道成)は、ムーンショット型研究開発事業において、内閣府総合科学技術・イノベーション会議(CSTI)の決定に基づく新たなムーンショット目標8および目標9について、その目標達成に向けた研究開発を推進するプロジェクトマネージャー(PM)を公募します。

ムーンショット型研究開発事業は、超高齢化社会や地球温暖化問題など重要な社会課題に対し、人々を魅了する野心的な目標(ムーンショット目標)を国が設定し、挑戦的研究開発を推進すべき分野・領域などとして文部科学省により定められた研究開発構想に基づき、研究開発を推進するものです。JSTでは、すでに決定された7つのムーンショット目標のうち、4つのムーンショット目標を担当し、その達成を目指した19の研究開発プロジェクトを推進しています。

一方、日本は新型コロナウイルス感染症の影響により、今後の社会が急速かつ著しく変容していくことが想定されます。ポストコロナ/アフターコロナ時代における社会像を明確化し、目まぐるしく変化する経済社会情勢に対応すべく、JSTは「新たな目標検討のためのビジョン策定(ミレニア・プログラム)」において、新たなムーンショット目標のアイデアを具体化・精緻化する21件の調査研究を推進しました。その調査研究の結果を踏まえて、最終的に以下の2件がCSTIにより新たなムーンショット目標として決定されました。

JSTは、それぞれのムーンショット目標に関する研究開発全体の責任者であるプログラムディレクター(PD)を以下の通り任命し、プロジェクトマネージャー(PM)は、PDの下で、ムーンショット目標達成および研究開発構想実現に至るシナリオの策定、研究開発プロジェクトの設計、研究開発体制の構築、研究開発プロジェクトの実施管理などを行います。令和3年11月9日(火)~令和4年1月11日(火)正午まで、ムーンショット目標ごとにPMを公募し、PDが外部専門家らの協力を得ながらPMを選考します。

PMを公募するムーンショット目標およびPDは以下の通りです。

(1)ムーンショット目標8「2050年までに、激甚化しつつある台風や豪雨を制御し極端風水害の脅威から解放された安全安心な社会を実現」
(PD(就任予定):三好 建正(理化学研究所 計算科学研究センター チームリーダー))

(2)ムーンショット目標9「2050年までに、こころの安らぎや活力を増大することで、精神的に豊かで躍動的な社会を実現」
(PD:熊谷 誠慈(京都大学 こころの未来研究センター 准教授))

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