科学技術振興機構報 第1480号

令和3年1月8日

東京都千代田区四番町5番地3
科学技術振興機構(JST)

戦略的国際共同研究プログラム(SICORP)
EIG CONCERT-Japan「レジリエント、安全、セキュアな社会のためのICT」における
令和2年度新規課題の決定について

JST(理事長 濵口 道成)は、戦略的国際共同研究プログラム(SICORP)で実施するEIG CONCERT-Japanにおいて、新規採択課題を欧州の10ヵ国10研究助成機関と共同で決定しました。

EIG CONCERT-Japanは、欧州各国と日本が連携して共同研究を推進する多国間共同研究プログラムです。

今回の募集は第7回目にあたり、2020年5月18日から7月17日にかけて、JSTと欧州10ヵ国10機関の研究助成機関との協力により「レジリエント、安全、セキュアな社会のためのICT」の分野で新規課題を募集しました。21件の応募があり、各国の専門家との協議に基づいて、6件の採択課題を決定しました。研究期間は約3年間、日本側の研究費(予算額)は1課題あたり総額1,800万円を上限(間接経費込み)としています。

CONCERT-Japan(Connecting and Coordinating European Research and Technology Development with Japan)は、2011年1月に欧州連合(EU)がFP7(第7回研究・技術開発フレームワークプログラム)の中で実施するERA-NET(欧州研究領域ネットワーク)プロジェクトとして始動しました。

欧州諸国と日本との間にすでに存在する科学技術協力をさらに推し進め、発展させることを目的としています。ERA-NETプロジェクトは2014年12月に終了しましたが、この効果的な協力関係の継続への要望が参加機関から挙がり、共同研究公募をはじめとした協力活動を推し進める手段として、EIG(European Interest Group for Japan)が2014年12月に発足し、運営を引き継いでいます。

URL:http://concert-japan.eu/

<プレスリリース資料>

<お問い合わせ先>

(英文)“JST to Fund 6 Projects in EIG CONCERT-Japan within the Framework of the Strategic International Collaborative Research Program (SICORP)”

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