科学技術振興機構報 第1471号

令和2年11月30日

東京都千代田区四番町5番地3
科学技術振興機構(JST)

未来社会創造事業(探索加速型)における
令和2年度新規本格研究課題の決定について

JST(理事長 濵口 道成)は未来社会創造事業(探索加速型)において、令和2年度の新規本格研究課題と研究開発代表者を決定しました。

本事業では、社会・産業ニーズを踏まえ、経済・社会的にインパクトのあるターゲットを目指す技術的にチャレンジングな目標を設定し、POC(概念実証:実用化が可能かどうか見極められる段階)を目指した研究開発を実施します。

未来社会創造事業(探索加速型)は、探索研究から本格研究へと段階的に研究開発を進める点が特徴です。探索研究では、スモールスタート方式(比較的少額の研究開発課題を多数採択する仕組み)で多くの斬新なアイデアを取り入れます。そして探索研究から本格研究へ移行する際に研究開発課題を絞り込み、最適な研究開発課題の編成や集中投資を行います。

本格研究への移行審査では、運営統括が研究開発運営会議および外部専門家の協力を得て、書類と面接により探索研究の成果と本格研究の計画を評価します。その評価結果を踏まえ、本格研究移行課題の候補について事業統括会議で審議します。

以上の審査を経て、2件の新規本格研究課題を下記の通り決定しました。

[本格研究課題]

「超スマート社会の実現」領域(運営統括:前田 章)

重点公募テーマ「サイバー世界とフィジカル世界を結ぶモデリングとAI」

「機械学習を用いたシステムの高品質化・実用化を加速する“Engineerable AI”技術の開発」
石川 冬樹(情報・システム研究機構 国立情報学研究所 准教授)

「共通基盤」領域(運営統括:長我部 信行)

重点公募テーマ「革新的な知や製品を創出する共通基盤システム・装置の実現」

「ロボティックバイオロジーによる生命科学の加速」
高橋 恒一(理化学研究所 生命機能科学研究センター チームリーダー)

事業や研究開発課題の詳細は別紙および下記ホームページを参照してください。
URL https://www.jst.go.jp/mirai/

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