1.事業の趣旨
超高齢化社会や地球温暖化問題など重要な社会課題に対して、国が定めた人々を魅了する野心的な目標(ムーンショット目標)の達成に向け、挑戦的研究開発を推進すべき分野・領域などとして文部科学省により定められた研究開発構想に基づき、研究開発を推進します。
2.事業の特徴
ムーンショット目標に関する研究開発全体の責任者である構想ディレクター(PD)の下、プロジェクトマネージャー(PM)は、ムーンショット目標達成および研究開発構想実現に至るシナリオの策定、研究開発プロジェクトの設計、研究開発体制の構築、研究開発プロジェクトの実施管理など(以下、「PM活動」という。)を行います。
採択されたPMは、PDの助言・指導の下、研究開発プロジェクトの作り込みを行い、研究開発の体制を含む、研究開発プロジェクトの詳細計画の立案および、PMの雇用主たる機関(代表機関)による支援体制を構築します。PDにより、作り込みの内容が妥当と認められた場合には、研究開発プロジェクトの実施が可能となります。なお、作り込み期間はPMの採択後、原則約3ヵ月以内とします。
研究開発プロジェクトは、PMの指示に基づき、研究開発者(パフォーマー)が分担して実施します。このため、PMは可能な限り高いエフォートで専らPM活動に従事することを応募の要件とします。ただし、研究開発プロジェクトの一部の研究開発をPM自らが実施することが成果を得る上で極めて効果的であるとPDが判断した場合は、パフォーマーとして研究開発に参画することを認める場合があります。
3.公募期間・PMを公募するムーンショット目標
<公募期間>
令和2年2月20日(木)~5月12日(火)正午
<PMを公募するムーンショット目標>
- (1)2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現(PD:萩田 紀博(大阪芸術大学 アートサイエンス学科 学科長/教授))
- (2)2050年までに、超早期に疾患の予測・予防をすることができる社会を実現(PD:祖父江 元(愛知医科大学 理事長))
- (3)2050年までに、AIとロボットの共進化により、自ら学習・行動し人と共生するロボットを実現(PD:福田 敏男(名城大学 理工学部 教授))
- (4)2050年までに、経済・産業・安全保障を飛躍的に発展させる誤り耐性型汎用量子コンピュータを実現(PD:北川 勝浩(大阪大学 大学院基礎工学研究科 教授))
4.提案の受付方法
<応募方法>
「府省共通研究開発管理システム(e-Rad)」により受け付けます。
府省共通研究開発管理システム(e-Rad)ポータルサイト
<公募要領、選考スケジュール、公募説明会>
詳細はムーンショット型研究開発事業のホームページを参照してください。
URL https://www.jst.go.jp/moonshot/koubo/
NEDOが行うムーンショット型研究開発事業の公募情報は下記ホームページを参照してください。
5.公募に関するお問い合わせ先
科学技術振興機構 挑戦的研究開発プログラム部
〒102-0076 東京都千代田区五番町7 K’s五番町
Tel:03-5214-8419 Fax:03-5214-8427
E-mail:moonshot-koubojst.go.jp
※電子メールでお問い合わせください。