JST(理事長 濵口 道成)は、「グローバルサイエンスキャンパス(GSC)」平成30年度全国受講生研究発表会を10月7日(日)から10月8日(月・祝)に日本科学未来館で開催し、文部科学大臣賞以下、優秀賞を決定しました。
グローバルサイエンスキャンパスは、JSTが平成26年度より推進する事業で、世界を舞台に活躍できる科学技術系人材の育成を目的として、卓越した意欲・能力を持つ高校生を対象に、各地の大学で国際的な活動を含む高度で体系的な理数教育プログラムを開発・実施する取り組みで、本年度は約900名が受講しています。
今年で5回目となる全国受講生研究発表会では、本事業を実施している全国16の大学から集まった受講生90名のうち50名が計38件のポスター発表を行い、日頃の研究活動の成果を披露しました。
次世代の科学者に求められる科学的探究能力の獲得度合いや、研究の専門的達成水準のほか、研究の意義や貢献を適切にアピールすることができるかなどに基づいて審査を行った結果、文部科学大臣賞1件、科学技術振興機構理事長賞1件、審査委員長特別賞2件、優秀賞6件が選ばれました。
グローバルサイエンスキャンパス推進委員会委員長の東京理科大学 坂口 謙吾 名誉教授は大会の総評を次のように述べています。
「若い柔軟な発想で素晴らしい成果を出している作品が多く、将来の科学技術の発展に明るい展望を抱きました。若い人たちには積極的に仲間を作り、社会の諸課題を協働しながら解決する力を身に付けていっていただきたい。」