JST(理事長 濵口 道成)は、ベルモント・フォーラム注1)CRA(国際共同研究活動)注2)において、「持続可能な社会に向けた転換(Transformations to Sustainability)」分野で募集を行い、以下の通り1課題を支援することを決定しました。
実践としての変革(Transformation):気候変動の影響を受けやすい環境下での持続可能性に向けた公平かつ超学際的な方法論の開発(TAPESTRY)
- 大手 信人 京都大学 大学院情報学研究科 教授(日本)
- ライラ・メータ 英国開発研究所 資源政策クラスター 専門特別研究員/教授(英国)
- シン・モビク ノルウェー生命科学大学 都市・地域計画学科 准教授(ノルウェー)
- デバナサン・パーササラシー インド工科大学 人文社会科学科 教授(インド)
気候変動に伴う環境変化は社会の持続可能性に重大な脅威となっており、この問題の克服にはシステマティックな社会変革が必要となる。本課題では、低中所得国(インド)と後発開発途上国(バングラディシュ)において環境変動の脅威にさらされている地域を対象にした超学際的な共同研究を実施する。気候変動に対して脆弱な地域社会の持続可能性に向けた変革メカニズムを明らかにし、その変革を実践することにより、人々の生活の向上を目指すものである。
<用語解説>
- 注1) ベルモント・フォーラム(Belmont Forum)
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ベルモント・フォーラム(2009年設立)とは、地球の環境変動研究を行う世界の主要先進国・新興国のファンディングエージェンシー(研究助成機関)の集まりです。国際的な資金・研究者を動員し、連携することにより、人類社会の持続可能性を阻む重大な障害を取り除くために必要とする環境関連の研究を加速、深化させることを目的としています。
ホームページURL:http://www.belmontforum.org/
- 注2) CRA(国際共同研究活動)
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ベルモント・フォーラムではさまざまな分野において同時並行的に国際共同研究活動(Collaborative Research Action:CRA)を設定しています。多国間(3ヵ国以上)の共同提案を募り、合同で選考を行い、採択した課題についてそれぞれの国の分担研究をその国のファンディングエージェンシーが資金支援します。
<添付資料>
別紙:ベルモント・フォーラムCRA(国際共同研究活動) 「持続可能な社会に向けた転換」新規課題 一覧
参考:ベルモント・フォーラムCRA(国際共同研究活動) 「持続可能な社会に向けた転換」新規課題の採択に関して
<お問い合わせ先>
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〒102-0076 東京都千代田区五番町7 K’s五番町
金山 晋司(カナヤマ シンジ)
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科学技術振興機構 広報課
〒102-8666 東京都千代田区四番町5番地3
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