JST(理事長 濵口 道成)は、文部科学省が設定した平成30年度戦略目標を受け、戦略的創造研究推進事業「CREST」および「さきがけ」において、新たに8つの研究領域を設定し、その研究総括を決定しました。これら8つの新規研究領域、並びに「ACT-I」を含む既存の17研究領域、合計25研究領域を対象として、平成30年度の研究提案募集を平成30年4月10日(火)から開始します。
本事業は、社会・経済の変革をもたらす科学技術イノベーションを生み出す、新たな科学知識に基づく革新的技術のシーズを創出することを目的とした基礎研究を推進します。国(文部科学省)が戦略目標を設定し、そのもとに推進すべき研究領域と研究領域の責任者である研究総括(プログラムオフィサー)をJSTが定めます。研究提案は研究領域ごとに募集し、研究総括が領域アドバイザーらの協力を得ながら選考します。研究領域のもとで「CREST」では選定された研究代表者が研究チームを編成することで、「さきがけ」では研究者が個人で研究を推進します。「ACT-I」は情報学において優れた若手研究者を見いだして育成を行うプログラムであり、大学院生や企業の研究者を含む若手研究者の個人研究を支援するものです。
今回、新たに設定する研究領域は以下の通りです。
CREST
- 「トポロジカル材料科学に基づく革新的機能を有する材料・デバイスの創出」(研究総括:上田 正仁)
- 「新たな生産プロセス構築のための電子やイオン等の能動的制御による革新的反応技術の創出」(研究総括:吉田 潤一)
- 「Society5.0を支える革新的コンピューティング技術」(研究総括:坂井 修一)
- 「ゲノムスケールのDNA設計・合成による細胞制御技術の創出」(研究総括:塩見 春彦)※
さきがけ
- 「トポロジカル材料科学と革新的機能創出」(研究総括:村上 修一)
- 「電子やイオン等の能動的制御と反応」(研究総括:関根 泰)
- 「革新的コンピューティング技術の開拓」(研究総括:井上 弘士)
- 「ゲノムスケールのDNA設計・合成による細胞制御技術の創出」(研究総括:塩見 春彦)※
※CREST・さきがけ複合領域として運営
<募集期間>
CREST:平成30年4月10日(火)~6月5日(火)正午
さきがけ・ACT-I:平成30年4月10日(火)~5月29日(火)正午
研究提案募集の詳細については、別紙資料および下記ホームページを参照してください。