JST(理事長 濵口 道成)は、未来社会創造事業(探索加速型)注1)に関し、6つの平成29年度重点公募テーマを決定しました(別紙1)。
重点公募テーマの決定にあたっては、企業・団体・大学・一般の方などから、文部科学省が設定した4つの領域(別紙2)における、「社会・産業が望む新たな価値」を募集したところ、1,000件を超える提案が寄せられました。その提案に基づき、外部有識者等との議論を重ね、重点公募テーマを決定しました。
本事業では、社会・産業ニーズを踏まえ、経済・社会的にインパクトのあるターゲットを目指す技術的にチャレンジングな目標を設定し、POC(概念実証:実用化が可能かどうか見極められる段階)を目指した研究開発を実施します。探索加速型は、重点公募テーマの下、多くの斬新なアイデアを取り入れるよう、スモールスタート方式注2)で探索研究から本格研究へと研究開発を段階的に進めることを特徴としています。今後、研究開発課題の提案募集については、これら6つの重点公募テーマを対象として、大規模プロジェクト型とあわせ、本事業全体で6月上旬から開始する予定です。また、募集説明会を別紙3の通り開催します。なお、採択された課題については、ステージゲート方式注3)によって評価を行い、集中投資等を行うことを予定しています。
- 1.「超スマート社会の実現」領域 (運営統括:前田 章)
- 1‐1「多種・多様なコンポーネントを連携・協調させ、新たなサービスの創生を可能とするサービスプラットフォームの構築」
- 2.「持続可能な社会の実現」領域 (運営統括:國枝 秀世)
- 2‐1「新たな資源循環サイクルを可能とするものづくりプロセスの革新」
- 2‐2「労働人口減少を克服する“社会活動寿命”の延伸と人の生産性を高める『知』の拡張の実現」
- 3.「世界一の安全・安心社会の実現」領域 (運営統括:田中 健一)
- 3‐1「ひとりひとりに届く危機対応ナビゲーターの構築」
- 3‐2「ヒューメインなサービスインダストリーの創出」
- 4.「地球規模課題である低炭素社会の実現」領域 (運営統括:橋本 和仁)
- 4‐1「『ゲームチェンジングテクノロジー』による低炭素社会の実現」
事業および重点公募テーマの詳細については、別紙1および下記ホームページを参照してください。
URL: https://www.jst.go.jp/mirai/