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別紙2

未来社会創造事業(探索加速型) 重点公募テーマの設定に当たっての領域

文部科学省から示された重点公募テーマの設定に当たっての領域(区分)

1.「超スマート社会の実現」領域

将来の産業創造と社会変革に向けた新たな価値の創出の視点に留意しつつ、領域横断的(横串的)な領域として設定します。具体的には、ネットワークやIoTを活用する取り組みを、ものづくり分野の産業だけでなく、様々な分野に広げる研究開発や、超スマート社会において、我が国が競争力を維持・強化していくための基盤技術(IoTを有効活用した共通のプラットフォームの構築に必要となる基盤技術や、先端計測技術を含む新たな価値創出のコアとなる基盤技術)の強化などを対象とします。また、衛星測位、衛星リモートセンシング、衛星通信・衛星放送に係る宇宙に関する技術なども対象とします。

2.「持続可能な社会の実現」領域

資源、食料の安定的な確保(資源の安定的な確保と循環的な利用、食料の安定的な確保)、超高齢化・人口減少社会等に対応する持続可能な社会の実現(世界最先端の医療技術の実現による健康長寿社会の形成、持続可能な都市及び地域のための社会基盤の実現、効率的・効果的なインフラの長寿命化への対策)、ものづくり・コトづくりの競争力向上、生物多様性への対応などを対象とします。また、海洋の持続可能な開発・利用等に資する海洋に関する技術なども対象とします。

3.「世界一の安全・安心社会の実現」領域

自然災害への対応、食品安全、生活環境、労働衛生等の確保、サイバーセキュリティの確保、国家安全保障上の諸課題への対応などを対象とします。

4.「地球規模課題である低炭素社会の実現」領域

2050年の温室効果ガスの大幅削減に向け、エネルギーの安定的な確保とエネルギー利用の効率化(省エネルギー技術、再生可能エネルギーの高効率化、水素や蓄エネルギー等によるエネルギー利用の安定化技術)などを対象とします。

なお、共通基盤技術と研究機器の戦略的開発・利用に係る研究開発及び海洋や宇宙など国家戦略上重要なフロンティアの開拓に係る研究開発については、1~4の各領域の対象とします。