情報技術と人間のなじみがとれている社会を目指すために、情報技術がもたらすメリットと負のリスクを特定し、技術や制度へ反映していく相互作用の形成を行う。具体的には、
(1)(2)のような、問題の抽出、多様なステークホルダーによる規範や価値の検討、それに基づく提示や提言までをサイクルとみなし、その確立のための研究開発を行う。
また、このような社会と技術の望ましい共進化を促す場や仕組みを共創的なプラットフォームとして構築することを目指し、その機能のために必要な技術や要素も研究開発の対象とする。
平成28年6月14日(火)~平成28年8月5日(金)正午
本領域では、領域目標の達成に向けて、以下のような研究開発テーマへの取り組みを期待します。なお、「A.共進化プラットフォーム」は、領域全体が目指すアウトプットそのものであるが、仕組みの構築や方法論自体も研究開発の対象とする。また、B-1~B-5の応用テーマへの取り組みの際にも、「A.共進化プラットフォーム」の形成に貢献することが期待される。
情報技術のもたらし得る潜在的なリスクやメリットを的確に特定し、評価を行うための方法論の研究開発。評価を情報技術の人間中心設計に反映させる方法論の研究開発。
情報技術がもたらし得る潜在的な負のリスクを軽減し、潜在的なベネフィットを最大化するための、法的課題の特定と措置の提言を行うための研究開発。
情報技術がもたらし得る潜在的な倫理的・哲学的課題の特定と指針のあり方の研究開発。
情報技術がもたらし得る潜在的な負のリスクを低減しながら、ベネフィットを最大化するための研究開発。
情報技術が浸透する社会における変化への対応力を身につけるための研究開発。
開発早期から社会的要請を意識し、多様なステークホルダーとの対話を通じた人間中心の技術開発の実証研究。他の競争的な研究資金などとの連携によって、具体的な技術開発の中での人間中心の考え方を取り込んだ際の課題や対応策について研究を行う。
これらの研究開発のアウトプットとしては、対応技術、政策提言に通ずる指針、ガイドライン、指標などが考えられ、また研究開発成果の出版・シンポジウムなどによる情報発信やコミュニケーション活動、さらに関連人材の育成やコミュニティー形成などが想定される。
下記の社会技術研究開発センターのホームページをご覧ください。
URL: https://www.jst.go.jp/ristex/
「府省共通研究管理システム(e-Rad)」により受け付けます。
東京および京都にて、下記の通り募集説明会を開催します。
【東京会場】 | |
日 時 | 平成28年6月30日(木)13:30から(2時間程度) |
---|---|
会 場 | JST東京本部 B1階大会議室 (東京都千代田区四番町5番地3 サイエンスプラザビル) |
【京都会場】 | |
日 時 | 平成28年7月5日(火)16:00から(2時間程度) |
会 場 | TKPガーデンシティ京都 (京都府京都市下京区烏丸通七条下る東塩小路町721-1 京都タワーホテル7階) |
科学技術振興機構 社会技術研究開発センター 企画運営室
〒102-8666 東京都千代田区四番町5番地3
加藤 豪(カトウ ゴウ)、清水 剛(シミズ ゴウ)、芳賀 健一(ハガ ケンイチ)
Tel:03-5214-0133 Fax:03-5214-0140
E-mail:boshujst.go.jp