JST(理事長 濵口 道成)は、日本・アジア青少年サイエンス交流事業(さくらサイエンスプラン)において、アジアの35か国・地域注1)の優秀な青少年を日本へ短期に招へいし、日本の最先端の科学技術に触れるとともに、日本の青少年と科学技術の分野で交流を深めることを目指しています。これにより優秀なアジアの青少年の日本の最先端の科学技術への関心を高め、アジアの科学技術の向上に貢献します。
平成28年度は、さくらサイエンス・ハイスクールプログラム注2)により、アジアから、約900人の優秀な高校生を平成28年4月から平成29年1月にかけて8グループに分けて招へいします。
第1グループとしてカンボジア、インド、ラオスとベトナムの高校生125人とその引率者が4月10日(日)から16日(土)にかけて来日し、日本の優れた大学や研究機関の訪問、ノーベル賞受賞者による実験教室への参加、日本の高校(SGH)の生徒との交流などを体験します。
4月15日、第1グループの中から11人の高校生(カンボジア2人、インド4人、ラオス2人、ベトナム3人)が引率者4人とともに、馳 浩 文部科学大臣を表敬訪問しました。
来訪した高校生を代表注3)して、カンボジアのソク・ヴィリャさん、インドのダッタ・シュバンギさん、ラオスのキンさん、そしてベトナムのチャン・タイン・トゥンさんが馳文部科学大臣に対して、さくらサイエンス・ハイスクールプログラムに参加した感想などを述べました。これに引き続き、7人の高校生および4人の引率者からも大臣への感謝の言葉が述べられました。その後、インドのアロール・ジャスミン・ジェリーさんが馳文部科学大臣に感謝の言葉を述べ、花束を贈呈しました。
懇談終了後には表敬者が大臣を囲み、記念撮影を行いました。

インドの高校生から花束の贈呈を受ける
馳文部科学大臣

カンボジア、インド、ラオス、ベトナムの
高校生らと記念撮影する馳文部科学大臣

インド、ラオスの高校生らと記念撮影する
馳文部科学大臣

カンボジア、ベトナムの高校生らと記念撮影する馳文部科学大臣

引率者と記念撮影する馳文部科学大臣(前列中央)、濵口理事長(後列左から3番目)、
沖村特別顧問(後列左から4番目)、伊藤科学技術・学術政策局長(後列右端)
- 注1) アジアの35か国・地域(アルファベット順)
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- 東アジア:中華人民共和国、大韓民国、モンゴル国、台湾
- 東南アジア:ブルネイ・ダルサラーム国、カンボジア王国、インドネシア共和国、ラオス人民民主共和国、マレーシア、ミャンマー連邦共和国、フィリピン共和国、シンガポール共和国、タイ王国、ベトナム社会主義共和国
- 南西アジア:バングラデシュ人民共和国、ブータン王国、インド、モルディブ共和国、ネパール連邦民主共和国、パキスタン・イスラム共和国、スリランカ民主社会主義共和国、東ティモール民主共和国
- 島しょ国:フィジー共和国、マーシャル諸島共和国、ミクロネシア連邦、パラオ共和国、パプアニューギニア独立国、サモア独立国、ソロモン諸島、トンガ王国
- 中央アジア:カザフスタン共和国、キルギス共和国、タジキスタン共和国、トルクメニスタン、ウズベキスタン共和国
- 注2) さくらサイエンス・ハイスクールプログラム
- さくらサイエンスプランには、一般公募事業とさくらサイエンス・ハイスクールプログラムの2つのプログラムがあります。
- 1) 一般公募事業では、日本の大学などの受け入れ機関がアジアの送り出し機関から青少年を招へいし、公募で採択された交流計画を実施します。
- 2) さくらサイエンス・ハイスクールプログラムでは、JSTがアジアの優秀な高校生を招へいし、日本の最先端の科学技術を体験し、日本の高校生と交流します。
- 注3) 来訪したアジアの高校生の代表発言者は下記の通りです(*:花束贈呈者)。
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国名 氏名 学校名 カンボジア王国 Mr.SOK VIREAK
(ソク・ヴィリャさん)Hun Sen Thnol Toteong High School
(フン セン スノル トテオン ハイスクール)インド Ms.DUTTA SHUBHANGI
(ダッタ・シュバンギさん)Dhirubhai Ambani International School
(ディルバイアンバニ インターナショナルスクール)インド Ms.ALOOR JASMINE JERRY*
(アロール・ジャスミン・ジェリーさん*)Kendriya Vidyalaya DRDO
(ケンドリヤ ヴィッディヤラヤ ディーアールディーオー)ラオス人民民主共和国 Mr.KING LEUANGVYHANE
(キンさん)School for Gifted and Ethnic Students
(英才民族学校)ベトナム社会主義共和国 Mr.TRAN THANH TUNG
(チャン・タイン・トゥンさん)Kim Lien High School
(キム リエン ハイスクール)
<お問い合わせ先>
科学技術振興機構 日本・アジア青少年サイエンス交流事業推進室
〒102-8666 東京都千代田区四番町5番地3
深澤 信之(フカサワ ノブユキ)
Tel:03-5214-0095 Fax:03-5214-8445
E-mail: