氏名 |
機関名 |
所属部署名 |
役職名 |
研究課題名 |
河野 秀俊 |
日本原子力研究所 |
中性子利用研究センター |
副主任研究員 |
特異的なDNA配列に結合する蛋白質の設計システムの開発 |
多々良 源 |
大阪大学 |
大学院理学研究科 |
助手 |
電流誘起磁壁移動型磁気メモリの開発に向けた理論研究 |
田丸 博晴 |
東京大学 |
先端科学技術研究センター |
助手 |
プラズモニック光学素子の解析と設計 |
増渕 雄一 |
東京農工大学 |
大学院共生科学技術研究部 |
助教授 |
アナログ&デジタル融合高分子ナノシミュレーション |
宮崎 康次 |
九州工業大学 |
生命体工学研究科 |
助教授 |
メタマテリアルの熱伝導率予測 |
五十音順に掲載
研究総括:潮田 資勝(北陸先端科学技術大学院大学 学長)
最近の計算科学の進展は目覚しく、これをナノスケールにおける現象の解明あるいはデバイス・材料設計に適用することによってナノテクノロジー分野の研究の進展に大きく寄与することが期待される。本研究領域では開始年度である平成14年度に19件の研究課題を採択し、平成15年度は新規募集を行わなかったが、前述のような状況に鑑みナノテクノロジーに関するモデル化・シミュレーション技術の開発を主目的とした新規課題を5件を目処に選定することとなった。
この募集に対し国公私立大学、独立行政法人研究機関、民間企業の研究者から68件もの応募があった。これらの提案について、新たに委嘱した計算科学の専門家からなる選考委員、書類査読委員による書類審査をもとに、研究総括と6人の選考委員が書類選考を行った。その結果期待できるナノテクノロジーへの寄与、モデル化・シミュレーション技術の独創性、ならびに成功の可能性などの評価観点から13件の提案を面接対象として選択した。これら13件について面接でさらに詳細な説明を受け、研究総括と6人の選考委員で総合的に議論・検討して最終的に5件の研究課題に絞った。
選考に当たっては、3つの戦略目標それぞれに関連した研究課題をバランスよく選定することを意識し、その結果、情報関連2件、バイオ関連2件、環境関連1件を選定した。採択に至らなかった提案の中にも極めて挑戦的で魅力的なもの、あるいは重要な基礎研究として是非支援したいと思われるものが少なくなかった。さらに提案内容、計画をブラッシュアップして、さまざまな機会をとらえて挑戦されることを期待する。
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