JST(理事長 中村 道治)は、社会技術研究開発センター(RISTEX)が推進する戦略的創造研究推進事業(社会技術研究開発)において、平成26年度の新規研究開発領域を「持続可能な多世代共創社会のデザイン」に設定し、その領域総括を植田 和弘 京都大学大学院 経済学研究科 教授に決定しました。
社会技術研究開発は、社会の具体的な問題の解決を通して、新たな社会的・公共的価値の創出を目指す事業です。社会問題の解決に取り組む関与者と研究者が協働するためのネットワークを構築し、競争的環境下で自然科学と人文・社会科学の知識を活用した研究開発を推進します。さらに社会の問題解決に資する成果を得るとともに、得られた成果の社会への活用・展開を図ります。
今回新たに設定した領域では、日本が成熟社会へと移行する中で今後予想される社会的な課題を見据え、多世代・多様な人々との共創の取り組みを通じて、環境、社会、経済などの多面的側面から持続可能とする社会のデザインを目指す研究提案を募集します(原則として3年、最大3,000万円/年)。領域の設置期間は平成26年度から平成31年度までを予定しており、運営責任者である領域総括がアドバイザーらの協力を得て、研究提案の募集、選考、並びに採択後の研究開発マネジメントをはじめとする、領域目標の達成に向けた取り組みを推進します。
ついては、平成26年度の研究提案募集を、平成26年7月7日(月)から平成26年9月1日(月)午前12時(正午)まで行います。
研究提案募集の詳細については別紙資料を参照してください。下記ホームページにも関連情報を掲載していますので、併せて参照してください。
ホームページURL:https://www.jst.go.jp/ristex/